カナダ、米国の新たな関税措置に対抗、企業と労働者向けに75億カナダドルの支援策を発表
カナダは火曜日、米国が新たに課した関税と同額の報復関税を課すと発表し、最大の貿易相手国である米国との貿易摩擦激化で影響を受ける企業や労働者を支援するため、75億カナダドル規模の支援策を発表した。 フランソワ=フィリップ・シャンパーニュ財務相はオタワでの記者会見で、9月8日に発効する報復関税は15%から50%の範囲で、276億カナダドル相当の米国からの輸入品を対象とし、鉄鋼、乳製品、家電製品、農業機械、パルプ・製紙、電子機器などの分野が対象となると述べた。 対象となる分野は、両国間の貿易協議が決裂した後、土曜日に発効した米国の新たな関税の対象となった分野と一致する。 シャンパーニュ財務相は、メラニー・ジョリー産業相、パティ・ハイドゥ雇用・家族相、エヴァン・ソロモン人工知能・デジタルイノベーション相とともに記者会見に臨み、「米国との貿易戦争は、カナダにとって前例のない課題だ」と述べた。シャンパーニュ大臣は、「カナダは対応しなければならない。そして我々は火曜日に報復関税を発動した」と述べた。 カナダ政府はまた、米国の関税措置の影響を受けた企業と労働者に対し、地域開発機関からの資金、カナダ事業開発銀行を通じた流動性支援、カナダ強固多角化基金などを活用し、総額75億カナダドルの支援策を発表した。 シャンパーニュ大臣は同イベントで、カナダは財政力に余裕があるため、こうした支援策を実施できる「有利な立場にある」と付け加えた。