訂正:優良株指数DAXが下落。ドイツ民間部門は依然として縮小局面にある。
(見出しと第2段落の民間部門活動に関する記述を修正) ドイツ株式市場は木曜日、下落して取引を終えた。主要株価指数であるDAX指数は0.53%下落した。市場は、新たに発表された民間部門の速報値と、米イラン紛争に関する最新情報とを照らし合わせて評価した。 S&Pグローバルが発表した企業景況調査データによると、ドイツの民間部門は2ヶ月連続で縮小局面に入った。ドイツ総合PMI(生産高)速報値は5月に48.6と2カ月ぶりの高水準となり、前月および市場予想の48.4を上回ったものの、景気拡大と縮小の境界線となる50.0を下回った。この数値は、需要の低迷とコスト上昇圧力によるサービス部門の弱さが主な要因となっている。 ユーロ圏の速報値である総合PMIも2カ月連続で縮小し、5月の指数は47.5と31カ月ぶりの低水準を記録した。これは速報値および市場予想の48.8を下回るもので、コスト上昇が生産と新規受注の急激な減少につながった。 「市場の注目は依然として戦争によるインフレへの影響に集まっているが、今日のユーロ圏PMIは成長への影響も無視できないことを示している。中東紛争が未解決のままである中、エネルギーショックがユーロ圏経済に及ぼす悪影響は明らかに拡大している。これは前回のエネルギーショックとは異なる点だ。2022年のように、十分な政府支援策が講じられず、ロックダウン解除後のサービス部門の活発な再開も見られない場合、成長への悪影響はより深刻になる可能性がある」とINGは述べている。 ロイター通信は、匿名の情報筋の話として、パキスタンが米イラン間の緊張の高まりを受け、仲介努力を強化していると報じた。パキスタン陸軍参謀総長のアシム・ムニール氏がテヘランへの外交訪問を検討していると報じられている一方、イラン筋は、イランが兵器級に近いウランの輸出を拒否することで核政策を強硬化させたと伝えた。ドナルド・トランプ米大統領も、ワシントンの要求が満たされない場合、即時軍事行動を取ると警告した。 こうした状況の中、欧州委員会は2026年春季経済予測で、中東紛争に関連したエネルギーショックが景気減速の一因となっているとして、ユーロ圏の成長見通しを引き下げる一方でインフレ予測を引き上げた。GDP成長率は、2026年に0.9%、2027年に1.2%と予測されており、それぞれ従来の1.2%と1.4%から下方修正された。インフレ見通しは、2026年に3%、2027年に2.3%と、従来の1.9%と2%から上方修正された。 企業側では、ドイツポスト(DHL.F)の子会社であるDHLサプライチェーン(DHLグループとして事業展開)が、オランダのホルタムに1万7000平方メートルの欧州バッテリー物流センターの建設を開始した。2027年初頭に操業開始予定のこの施設は、欧州全域の電気自動車や蓄電池システムに必要な高電圧バッテリー専用の保管・サービススペースを提供する。同社の株価は終値時点で0.37%下落した。