米国とイランが停戦合意に達し、インフレ懸念が緩和されたことで、金価格が急騰
イランと米国が戦争の停戦に合意したことを受け、米ドルと金利が低下し、原油価格が下落、投資家が貴金属から資金を引き揚げていたインフレ懸念が和らいだことから、金価格は月曜早朝に2日連続で上昇した。 7月限の金先物価格は、1オンスあたり124.80ドル高の4,363.60ドルで取引されている。 金価格は、米国とイスラエルが2月28日にイランへの攻撃を開始して以来、19%下落している。1日の原油需要の5分の1を占めるホルムズ海峡の封鎖に伴う原油価格の高騰がインフレを加速させ、投資家は中央銀行による利上げリスクに対するヘッジとしてドルに資金を移し、金から資金を引き揚げていた。 「暫定和平合意の発表後、金をはじめとする実物資産は力強く上昇した。エネルギー価格への懸念が和らぎ、中東紛争を通じて同セクターを圧迫してきたインフレリスクが軽減されたことが背景にある。原油価格の下落は、トレーダーが今後の利上げ期待を後退させる要因にもなり、貴金属価格の上昇をさらに後押しした」とサクソバンクは指摘した。 ドルは序盤に下落し、ICEドル指数は0.26ポイント安の99.49で推移した。米国債利回りも低下し、2年債利回りは4.1ベーシスポイント低下の4.052%、10年債利回りは3.3ベーシスポイント低下の4.457%となった。