不安定な米イラン停戦合意がペルシャ湾からの供給を阻害し続けているため、原油価格が再び上昇。
火曜早朝、原油価格は3営業日連続で上昇した。米国とイランの間で不安定な停戦合意が続き、ホルムズ海峡が封鎖されたままとなっているため、史上最大規模のエネルギー供給ショックが続いている。 6月渡しのWTI原油は3.23ドル高の1バレル101.30ドル、7月渡しのブレント原油は3.32ドル高の1バレル107.53ドルで取引されている。 この上昇は、イランとの戦争における不安定な停戦合意が終結の危機に瀕していることを受けてのものだ。トランプ米大統領は月曜日、イランが米国の和平案を拒否し、トランプ大統領もイランの対応を拒否したことを受け、停戦合意は「極めて危険な状態」にあると述べた。 合意に至らないため、イランはホルムズ海峡の封鎖を継続しており、日量石油需要の20%を占めるペルシャ湾岸諸国からの原油輸出が阻害されている。 2月28日の戦争開始以来、原油価格はほぼ半値に上昇しており、交戦国間の膠着状態は、代替供給源を求める国々にとって即効性のある解決策とはなっていない。 「ホルムズ海峡の再開の見通しが限定的である中、世界の原油市場が逼迫を続けるにつれ、原油価格は上昇した。この動きは、トランプ大統領がイスラエルとの停戦に疑問を呈し、戦争は終わっていないことを示唆したことを受けてのものだ」とサクソバンクは記している。 トランプ大統領は明日、イラン産原油の主要購入国であり、イランの同盟国でもある中国の習近平国家主席との首脳会談のため北京を訪問する。しかし、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、習主席がトランプ大統領に戦争終結を迫る可能性は低いと報じている。