スイス株価指数は上昇基調を終え、ABB株は下落
スイス株価指数は金曜日、4日続伸の後、0.42%安で取引を終えた。米イラン暫定和平合意の維持を巡る懸念が再燃する中、欧州市場全体の下落に追随した形だ。 「ホルムズ海峡で貨物船が正体不明の飛翔体で攻撃されたとの報道も、市場心理を部分的に混乱させた。また、海峡通過を試みる船舶が引き返すとの報告も相次いだ。ここ数日、海峡を通過する船舶数が増加していただけに、こうした状況は海運の正常化に対する不確実性を再び高めた」と、ドイツ銀行リサーチのアナリストは述べている。 一方、スイス国内では、この日は経済指標の発表はなかった。来週は、KOF景気先行指数、5月の小売売上高、6月の製造業PMIとインフレ率の発表が予定されている。 企業面では、ABB(ABBN.SW)がノルウェーの船舶自動化専門企業Høglundを非公開の金額で買収することに合意した。買収は第3四半期中に完了する見込み。Høglundはスイスの電化・自動化企業であるABBの船舶・港湾部門に統合される。ABBの株価は終値で2.54%下落した。 ABBの船舶・港湾部門プレジデント、ルーン・ブラースタッド氏は、「Høglundの船舶自動化製品群は、実績があり拡張性の高いソリューションでABBの既存製品を補完し、当社の成長目標を支えるものとなるでしょう。当社のグローバルな事業展開とサービス能力と組み合わせることで、継続的な成功のための強固な基盤が築かれます」と述べた。 一方、ノバルティス(NOVN.SW)は、欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会から、ノバルティス・ユーロファームのレキビオ(Leqvio)の既存の適応症を、ヘテロ接合型家族性高コレステロール血症の12歳以上の患者にも拡大することについて、肯定的な勧告を得た。スイスの製薬会社である同社の株価は、終値時点で0.22%上昇した。