テクノロジー株への警戒感がアジア株式市場を押し上げる
アジア株式市場は金曜日、ハイテク株の低迷を受けて下落した。米国の大手企業OpenAIが、1兆ドルの企業価値を確実にするため、IPOを来年に延期する可能性があるとの報道が背景にある。 Apple(AAPL)が、メモリとストレージチップのコスト上昇を相殺するため、iPadとMacBookの価格を引き上げると発表したことも、市場心理を冷え込ませた。 香港、上海、東京市場は軒並み下落し、他の多くの地域市場も同様に下落した。ソウルのKOSPI指数は5.8%下落した。 日本では、日経平均株価は安値で寄り付き、その後も下落を続け、4.1%安で取引を終えた。 日経平均株価は3,005.46円安の69,360.88円で引けた。値上がり銘柄数は114銘柄、値下がり銘柄数は108銘柄と値上がり銘柄数が上回ったものの、下落はハイテク株に集中していた。 上昇を牽引したのは消費財メーカーの花王で4.9%高となった一方、テクノロジー投資会社のソフトバンクは12.5%安となった。 経済ニュースでは、東京の消費者物価指数(CPIコア、生鮮食品を除く)は6月に前年同月比1.6%上昇し、5月の1.3%上昇から上昇したものの、日本銀行の目標である2%を下回った。 香港では、ハンセン指数は安値で寄り付き、その後回復できず、テクノロジー株と不動産株の下落を受けて1.8%安で取引を終えた。 ハンセン指数は405.05ポイント安の22,671.86で引けた。値下がり銘柄数は72銘柄、値上がり銘柄数は20銘柄だった。ハンセン・テック指数は3.4%安、中国本土不動産指数は1.7%安となった。 上昇を牽引したのはJ&Tグローバル・エクスプレスで4.6%高となった一方、スマートフォン部品メーカーのサニー・オプティカル・テクノロジーは9.1%下落した。 中国本土では、上海総合指数が2.3%下落し、4,027.26となった。 その他の地域市場では、台湾証券取引所(TWSE)が3.6%下落、オーストラリア証券取引所(ASX 200)が0.2%上昇、シンガポール・ストレーツ・タイムズ指数が0.5%下落、タイ証券取引所(TSET)が1%下落した。ムンバイの取引所は祝日のため休場だった。 MSCIオールカントリー・アジア太平洋指数は同日2.6%下落した。