オーストラリア中央銀行、ほぼ全会一致で政策金利を再び引き上げ
オーストラリア準備銀行は火曜日、根強いインフレと燃料価格の急騰を受け、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、4.35%とした。これは今年3度目の利上げとなる。 オーストラリア準備銀行は、インフレ率は「中東紛争以前から既に高水準」であり、燃料価格や関連商品価格の最近の急騰により、目標レンジである2~3%を上回った状態が長期化する可能性が高いと述べた。 今回の利上げは市場の予想通りであり、前週に発表された消費者物価指数(CPI)が3月までの12ヶ月間で4.6%となり、2月の3.7%から上昇したことを受けての決定となった。 中央銀行は、「燃料価格の上昇はインフレを加速させており、これが商品やサービスの価格全般に二次的な影響を及ぼす可能性が高い兆候が見られる」と述べた。また、今年の家計支出と企業支出の減速に伴い、失業率が「若干上昇する」と予想している。 火曜日の決定はほぼ満場一致で、8人の政策委員が利上げに賛成票を投じ、4.1%の据え置きに賛成票を投じたのはわずか1人だった。3月の前回の政策会合では、利上げ賛成5票、据え置き賛成4票と、より拮抗した結果となった。 中央銀行は、中東紛争の早期解決と燃料価格の下落を前提とした基本シナリオに基づき、年末までに国内経済の成長率が1.3%に減速すると予測している。しかし、インフレ率が予想よりも高く、経済活動が予想を下回るシナリオも考えられると警告した。 政策会合後の記者会見で、ミシェル・ブロック中央銀行総裁は、たとえ米イラン紛争が早期に解決されたとしても、その影響は年末まで続くと述べた。さらに、その結果生じる原油価格の下落が、国内の住宅危機を悪化させるだろうと付け加えた。 ANZ銀行は、中央銀行の会合後の声明は予想以上にタカ派的なトーンだったと指摘した。 「会合後の声明では、取締役会が『政策金利を3回引き上げた』と述べられていたものの、我々が期待していた6月の利上げ一時停止への明確な道筋は示されなかった」とANZは述べた。