エリオット氏、戦略見直しの実施拒否を理由にノーザン・スターを非難
アクティビスト株主であるエリオット・インベストメント・マネジメントは、オーストラリアの鉱業大手ノーザン・スター・リソーシズ(ASX:NST)が戦略見直しの提案を検討しなかったとして、同社を批判した。これは木曜日に発表された声明で明らかになった。 今月初め、このヘッジファンドはノーザン・スターに対し、資産価値を最大化するための包括的な戦略見直しを実施するよう求めていた。 10億豪ドル以上の株式を保有するエリオットは、ノーザン・スターが過去3年間、同業他社を下回る業績で、過去4会計年度のうち7回も市場ガイダンスを達成できなかったことを示すプレゼンテーション資料を公開した。 提案された見直しには、事業売却の可能性の検討も含まれていた。さらにエリオットは、スチュアート・トンキン氏が最近CEO兼マネージングディレクターを辞任したことを受け、ノーザン・スターの取締役会に対し、新たなCEO兼マネージングディレクターの選任を加速するよう促した。 ノーザン・スターのマイケル・チェイニー会長は水曜日に株主宛ての書簡で、同社の業績が期待を下回っていることを認めつつも、取締役会が「会社売却プロセスを開始する」のは時期尚早だと反論した。 「当社は資産ポートフォリオの質を定期的に見直し、個々の資産を保有、拡大、再編、または売却するかどうかを検討しています」とチェイニー会長は述べた。 「過去6ヶ月間に、投資銀行から資産のスピンオフ案が提示され、当社も別途、財務アドバイザーにこれらの選択肢を検討してもらいました。現時点では、保有している資産に満足していますが、これは今後も定期的に見直していくべき事項です。」 これに対し、エリオットはノーザン・スターの経営陣は事業再生に必要な再編の規模を理解していないと反論した。 「取締役会の書簡は、株主の信頼を取り戻すために必要な変革の大きさを理解していないことを示している。まずは取締役会自体を大幅に強化する必要がある」とエリオットは述べた。 一方、調査会社ジャーデンはノーザン・スターの投資判断を「アンダーウェイト」に据え置き、同社が資産の質に関して「相反するシグナル」を発していると指摘した。 ノーザン・スターは3月末時点で推定鉱物資源量が26%増加し8,890万オンスに達したと発表しているが、ジャーデンは6月4日付のレポートで、埋蔵量の増加は必ずしも資産の質の高さを保証するものではないと警告した。