フィッチ社によると、イラン戦争にもかかわらず、イスラム金融シンジケートローンは2026年も成長を続ける見込み。
フィッチ・レーティングスは、イラン・イラク戦争の影響で米ドル建てスクークや債券への敬遠が強まる中、イスラム金融シンジケートローンは2026年まで好調な推移を維持すると予測している。 フィッチによると、発行体は、民間性、要件の緩和、湾岸協力会議(GCC)加盟国の銀行システムの緩和といった理由から、イスラム金融を含むシンジケートローンへの傾倒を強めている。 格付け機関によると、インドネシアやマレーシアなどを含む主要市場におけるイスラム金融シンジケートローンによる資金調達額は、第1四半期に米ドル建てスクークの発行額を上回った一方、従来型のシンジケートローンは減速した。 フィッチのイスラム金融グローバル責任者であるバシャール・アル・ナトゥール氏は、長期的には、戦後の市場の需要、アクセス、資金調達ニーズがイスラム金融シンジケートローンの動向を左右するだろうと述べた。 アナリストによると、シンジケートローンは市場の不確実性が高まる時期においても重要な資金調達チャネルとして機能しており、フィッチが格付けする世界のイスラム銀行および多国間金融機関の約65%が投資適格格付けを取得している。 報告されている世界のイスラムシンジケートローン残高は、第1四半期末時点で前年同期比26%以上増加し、2,190億ドルに達した。主要市場におけるイスラムシンジケートローンの発行額は、前年同期比294%増の230億ドルに急増した。