いすゞ自動車、第1四半期決算で増益を達成したにもかかわらず業績予想を据え置き、「不確実性は依然として残る」と表明
いすゞ自動車(東証:7202)は、中東戦争による世界的な供給不安にもかかわらず、2027年度第1四半期の利益と売上高が成長したと発表した。 しかし、同社が今後の逆風を示唆したことを受け、株価は月曜日の取引を4%以上下落して終えた。 「各国の市場環境に関して、第1四半期には大きな下振れは見られませんでした。しかし、今後市場環境が悪化するリスクがあるという見方は変わりません」と、同社は報告書で述べた。「原材料価格、輸送状況、各国の市場環境への影響など、不確実性は依然として残っていますが、状況を注視し、必要に応じて最新情報を提供していきます。」 株主に帰属する利益は、コスト削減策に加え、有利な為替変動の影響もあり、前年同期比23%増の509億円、1株当たり利益は前年同期の58.16円から74.09円に増加した。自動車メーカーの売上高は前年同期比6.8%増の8,325億円となり、第1四半期としては過去最高を記録した。 「販売台数および利益に関する通期見通しは、5月に発表した見通しから変更ありません。現在、中東情勢は依然として不安定であり、各国における燃料価格や市場環境をめぐる不確実性が続いています。現時点では通期見通しを維持していますが、第2四半期決算発表時に、中東情勢および各地域の市場環境をさらに評価した上で、最新の見通しを発表する予定です」と、いすゞ自動車は述べた。 2027年3月31日終了の会計年度については、帰属利益は前年比19%増の1,600億円、売上高は同6.4%増の3兆7,000億円を見込んでいる。