いすゞ自動車の2026年度の利益はイラン戦争の影響で減少したが、2027年度には回復する可能性がある。
いすゞ自動車(東証:7202)は、米国の関税の影響と原材料費および為替変動費の上昇により、2026年度の利益が減少した。 同社の東京証券取引所への開示資料によると、2026年度の株主に帰属する利益は、2025年度の1,401億円から3.7%減の1,349億円となった。 希薄化後1株当たり利益は、190.75円から193.07円に増加した。 売上高は、前年同期の3兆2,360億円から7.5%増の3兆4,790億円となった。 日本事業の貢献度は前年同期比8.6%増の1兆3,850億円、海外事業の貢献度は6.8%増の2兆940億円となった。 自動車事業の売上高は7.5%増の3兆4350億円となった一方、各種費用の増加により、事業利益は12%減の1899億円となった。 金融事業の売上高は14%増の2108億円となった一方、各種費用の増加により、事業利益は4%減の139億円となった。 自動車販売台数は前年同期比8.1%増の56万5858台となり、うち国内販売台数は前年同期比5.5%増の8万1741台だった。 小型商用車販売台数はタイでの販売増に支えられ、11%増の25万4219台となった。 営業利益は前年同期比11%減の2037億円となり、前年同期の2295億円から減少した。 いすゞ自動車は、今回の販売減について、米国の関税、為替変動、原材料費の高騰、成長関連支出、そして中東情勢による出荷停止の影響を挙げた。 いすゞ自動車は、2027年度の株主に帰属する利益を19%増の1,600億円、1株当たり利益を232.82円と予測している。売上高は6.4%増の3兆7,000億円を見込んでいる。 また、中東情勢による400億円のマイナス影響を除けば、営業利益は13%増の2,600億円になると予想している。 いすゞ自動車は、2026年度の日本国内における商用車販売台数は10万台に達すると見込んでいる一方、タイをはじめとする輸出市場における小型商用車販売台数は、中東情勢の影響により横ばいになると予測している。