最新情報:米国株式指数はまちまちの動き。最も急落したテクノロジー株が、裁量消費財セクターの上昇分を相殺。
(最初の段落に指数・株価の変動、マクロ経済データ、アナリストのコメントを追記。) 米国株式市場はまちまちの動きとなった。テクノロジー株と一般消費財株がそれぞれ異なる方向に動く一方、原油価格はイラン・イラク戦争以前の水準まで下落を続けた。 S&P500種株価指数は金曜正午過ぎに0.2%上昇し7,370.1、ダウ工業株30種平均は0.1%上昇し51,79.5となった。ナスダック総合指数は25,360.3とほぼ横ばいだった。日中、下落した4セクターのうち、テクノロジー株と工業株が主導した。ヘルスケア、一般消費財、生活必需品は上昇率上位銘柄だった。 ウェドブッシュ証券は金曜のレポートで、IBM(IBM)が開発した1ナノメートル以下のチップを製造できる技術は、人工知能(AI)のワークロードが増加する中で、半導体業界にとって「大きな転換点」となると述べた。 IBMは、同社が「世界初の1ナノメートル以下のチップ技術」と呼ぶものを開発したと木曜日に発表した。IBM株は4.7%上昇し、ダウ平均株価の構成銘柄の中で上昇率トップとなった。 マイクロソフト(MSFT)が出資するOpenAIは、新規株式公開(IPO)を来年まで延期する方向で検討していると、ニューヨーク・タイムズ紙が木曜日に報じた。同紙は、OpenAIの検討に関与した3人の関係者の話として伝えている。ChatGPTの開発元であるOpenAIは、銀行家や弁護士を雇い、早ければ第3四半期か第4四半期にもIPOを目指しており、サム・アルトマンCEOは時価総額1兆ドルを目指していると報じられている。マイクロソフト株は4.3%上昇し、ダウ平均株価の構成銘柄の中で上昇率上位銘柄となった。 時価総額2000億ドル以上の銘柄群では、パフォーマンスが最も悪かった20銘柄のうち17銘柄がテクノロジー企業だった。ウェスタンデジタル(WDC)、サンディスク(SNDK)、シーゲイト・テクノロジー(STX)は、いずれも7.9%以上下落し、最も大きく値を下げた銘柄となった。下落したテクノロジー株のうち、半数以上が半導体企業だった。 地政学的なニュースとしては、アルジャジーラの報道によると、国連国際海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務総長は、火曜日以降、ホルムズ海峡から船舶115隻と船員2,500人が避難したと述べた。 北海ブレント原油の期近価格は4.1%下落し、1バレル72.20ドルとなった。米国産WTI原油も3.5%下落し、1バレル69.43ドルとなり、いずれもイラン・イラク戦争開始以来の安値水準まで下落幅を拡大した。 サクソバンクはメモの中で、「木曜日にオマーン沖でコンテナ船が正体不明の飛翔体によって攻撃されたことを受け、一時的に反発したものの、ホルムズ海峡を通過するタンカーの航行が加速したことで、原油価格は再び下落に転じた」と述べた。「大量の原油が放出されたことで、先物カーブの短期部分に重くのしかかっている」と付け加えた。 ミシガン大学の消費者信頼感指数は、6月の速報値48.9から49.5に上方修正された。ブルームバーグがまとめた世論調査の予想50.0を下回ったものの、5月の確定値44.8を上回った。 ミシガン大学の調査回答者は、今後1年間のインフレ率を4.6%、今後5年間のインフレ率を年率3.3%と予想しており、5月のそれぞれ4.8%と3.9%から下方修正された。 米国債利回りはほとんどの銘柄で低下し、10年債利回りは1.6ベーシスポイント低下して4.38%となった。 2年物金利は3.3ベーシスポイント低下し、4.09%となった。 金先物価格は1.4%上昇し1オンス=4,104.1ドル、銀先物価格は1.6%上昇し1オンス=59.31ドルとなった。