ベレンベルグ証券は、フックスの第2四半期の好業績に「注意点」を指摘し、投資判断を「ホールド」に引き下げた。
ベレンベルグ証券は、フックス(FPE.F)の第2四半期決算が予想を上回ったものの、アナリストらが「いくつかの注意点」を指摘したことを受け、同社の格付けと目標株価を引き下げた。 ドイツの潤滑油メーカーであるフックスは、第2四半期の暫定EBITが1億3500万ユーロとなり、ベレンベルグ証券は月曜日、この数字がヴァラ・コンセンサス予想の1億800万ユーロを「大幅に上回った」と発表した。これを受け、フックスは2026年のEBIT予測を従来の4億5000万ユーロから4億6000万ユーロ~4億8000万ユーロに引き上げた。 「しかしながら、今回の業績予想の好調は、主に一時的な要因によるものだと考えています。具体的には、1) シェル(SHEL.L、SHELL.AS)を含む競合他社の基油供給問題、2) イラン紛争による潤滑油供給不安から最終顧客が買いだめを行ったことなどが挙げられます。化学セクターにおける一時的な利益超過は、経験上、必ず後々市場予想を上回る形で損失を被ることになります」とアナリストは述べています。「当社は既に、フックスの2027年EBIT予想をブルームバーグのコンセンサス予想を下回っていましたが、今回の予想ではその下回っていることに安心感を覚えます。その差は約5%です。」 こうした背景を踏まえ、ベレンベルグは2026年のEPS予想を10.9%引き上げました。これは、「好ましい」為替変動、競合他社の原材料供給制限に伴う販売量の増加、そして買いだめを反映したものです。 2027年と2028年のEPS予想はそれぞれ1.7%上方修正されたが、アナリストは「大幅な上方修正」に至らなかった理由として、「プレバイ効果の解消と需要の低迷」を挙げている。 同社株の投資判断は「買い」から「中立」に引き下げられ、目標株価は45.30ユーロから41ユーロに引き下げられた。