米イラン合意への楽観論再燃を受け、英国のFTSE100指数は急上昇。一方、英国経済は縮小。
英国のFTSE100指数は、米国とイランの暫定和平合意への投資家の楽観論再燃を受け、週を1.63%高で終えた。 ブルームバーグ通信は、高官の話として、ワシントンとテヘランが来週、スイスで開催されるG7サミットの傍らで、ホルムズ海峡再開に向けた合意に署名する可能性があると報じた。匿名の欧州当局者は同通信に対し、覚書の内容はイランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の承認が必要だと述べた。 合意の可能性に関する報道を受け、原油価格は金曜日に2%以上下落した。BP(BP.L)とシェル(SHEL.L)もそれぞれ1.98%と1.69%下落し、FTSE100指数構成銘柄の中で最大の下げ幅を記録した。 本国の企業ニュースでは、Flutter Entertainment(FLTR.L)が8月3日にロンドン証券取引所から普通株の上場廃止を予定しているものの、ニューヨーク証券取引所への上場は継続する。オンラインスポーツ賭博・ゲーム会社である同社の株価は、ロンドン市場の終値で3.33%下落した。 経済面では、英国の月間国内総生産(GDP)は2026年4月に0.1%減少した。これは予想通りで、前月の0.3%増から一転した。国家統計局のデータによると、2025年8月以来初の経済縮小となる今回の数値は、サービス部門の落ち込みが主な要因で、建設部門の成長によって相殺された。一方、生産部門は同月中、横ばいだった。 「英国のGDPは4月までの3ヶ月間で0.7%増加したが、4月の縮小は今後の経済成長の見通しをより明確に示している。第2四半期には英国のGDP成長率は鈍化すると予想される」と、KPMG英国の副会長兼チーフエコノミストであるヤエル・セルフィン氏は述べている。来週は、インフレ率、労働市場統計、イングランド銀行の政策金利決定、小売売上高、公共部門の純借入額など、英国で数多くの経済指標が発表される予定です。