米イラン合意をめぐる不確実性を背景に、アラブ首長国連邦の株式市場は乖離する動きを見せる
アラブ首長国連邦(UAE)の株式市場は、地域的な供給途絶への懸念の高まりと、米イラン間の合意の可能性をめぐる不確実性の高まりを投資家が評価する中、週明けはまちまちの展開となった。 終値時点で、FTSE ADX総合指数は0.293%上昇した一方、DFM総合指数は0.501%下落した。 6月に締結された覚書に基づく60日間の期限が過ぎたが、米国とイランはホルムズ海峡問題やイランの核開発計画に関する合意に至らず、戦争の恒久的終結に向けて依然として前進していない。 INGは、「レバノンでの戦闘再開とホルムズ海峡での船舶攻撃により、地域的な供給途絶への懸念が高まり、米イラン合意の見通しが複雑化していることから、原油価格は引き続き下支えされている」と述べた。UAE時間午後3時45分時点で、ブレント原油先物価格は1バレルあたり約89.322ドルで、前日比0.91%上昇した。ホルムズ海峡での攻撃の一環として、アブダビ国営石油会社(ADNOC)は、8月14日夜に同社の船舶1隻が攻撃を受けたことを確認したが、負傷者は出なかった。 一方、アラブ首長国連邦(UAE)は、包括的経済連携協定(CEPA)を締結している国々との間で、上半期に3,043億UAEディルハム相当の貿易を完了した。UAEは38件のCEPAを締結し、7月にはカナダとウクライナが貿易パートナーネットワークに加わることに合意した。 企業面では、アブダビ・ポーツ(ADX:ADPORTS、ADポーツ・グループとして事業展開)は、L'imad Holdingの子会社であるアブダビ・デベロップメント・ホールディング社から、港湾・工業地帯開発会社であるADポーツの発行済み・払込済株式すべてを取得する買収提案を受けた。ADポーツの株価は、この日の取引を14.9%高で終えた。 ドバイでは、アル・サグル・ナショナル・インシュアランス(DFM:ASNIC)が上半期の損失拡大を報告した一方、アジリティ・パブリック・ウェアハウジング社(DFM:MKHZN、マカゼンとして事業展開)は6月30日までの6ヶ月間の帰属損失が減少した。アル・サグルは取引を横ばいで終えた。