米イラン間の対立と新たな関税脅威を受け、ドイツ株は下落
ドイツの主要株価指数であるDAX指数は、中東情勢の再燃と米国による新たな関税警告を受け、水曜日に1.31%下落して取引を終えた。 ドイツ銀行リサーチは、前夜の戦闘を受けて、ホルムズ海峡再開に向けた米イラン間の迅速な合意に対する「悲観論の高まり」を指摘した。この緊張の高まりは、米国によるゲシュム島への攻撃と、それに対するイランによるクウェートとバーレーンを標的としたミサイルとドローンの配備によるものだった。 「それ以前には、昨日、差し迫った合意に向けた具体的な動きはほとんど見られなかった…こうした状況を受けて、(WTI)原油価格は金曜日の終値から1バレルあたり7ドル上昇し、前夜は0.92%高の94.62ドルで取引されている」とドイツ銀行は記している。 貿易面では、ワシントンは、強制労働によって生産されたとされる商品の輸入に関する調査を受け、欧州連合(EU)を含む60の経済圏に対し、10~12.5%の新たな関税を課すことを提案した。 一方、ドイツ国内では、最終的な企業景況調査データによると、コスト上昇圧力と需要低迷によりサービス部門の活動がさらに縮小し、民間部門は2カ月連続で縮小圏にとどまった。S&Pグローバルによると、ドイツの総合PMI(生産指数)は5月に48.8となり、前月の48.4からわずかに上昇した。速報値の48.6を上回ったものの、中立水準の50ポイントを下回った。サービス業PMIは48.1で、速報値の47.8、前月の46.9を上回った。 S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・アソシエイト・ディレクター、フィル・スミス氏は、「エネルギー価格の高騰と不確実性の高まりによる購買力の圧迫により、サービス需要は引き続き抑制されている。しかしながら、企業活動と新規受注の減少率は緩和しており、第2四半期の景気後退は小幅にとどまるとの希望が持てる」と述べた。 企業関連では、ブルームバーグがドイツ銀行(DBK.F)のラジャ・アクラム最高財務責任者(CFO)の発言を報じた。アクラム氏は、同行の第2四半期の貸倒引当金は市場予想を若干上回るとの見通しを示した。投資家向けカンファレンスでアクラム氏は、6月までの3ヶ月間の引当金1億ユーロは、第1四半期と比較すると依然として減少していると説明した。ドイツ銀行の株価は終値で3.65%下落した。