明るい経済見通しがスイス市場指数を押し上げる
スイス株式市場は金曜日、主要市場における経済指標発表や企業業績発表が相次いだことを受け、スイス市場指数(SMI)は終値で0.11%上昇し、回復基調を示した。 スイスのKOF経済バロメーターは、7月の改定値104.2ポイントから8月には106.7ポイントに上昇した。 KOFスイス経済研究所は、「過去数カ月連続で上昇した後、同指数は中期平均を大きく上回る水準に達した。スイス経済の見通しは明るい」と述べた。「製造業、その他のサービス業、海外需要に関する指標群は、こうした好調な動向を特に反映している。一方、個人消費に関する指標群はやや低迷している」。 隣国フランスでは、政府速報値によると、8月の年間インフレ率は前月の2.1%から2.4%に上昇した。一方、確定値では、フランスの国内総生産(GDP)は前四半期の0.2%減から第2四半期は横ばいとなった。 スイス国内の企業動向を見ると、ロシュ(RO.SW)とドイツのバイオ医薬品企業BioNTechは、循環腫瘍DNA陽性で外科的に切除されたステージ2または3の大腸がん患者を対象とした、オートジーン・セブメラン単剤療法の補助療法としての第2相臨床試験を中止しました。この決定は、独立データ安全性監視委員会が臨床試験の中止を勧告したことを受けてのものです。ロシュの株価は終値で2.03%下落しました。 一方、コンパニー・フィナンシエール・トラディション(CFT.SW)は、上半期連結売上高が前年同期比で5億9,780万フラン(前年同期は5億8,010万フラン)に増加したことを受け、株価が6.78%上昇しました。スイスのインターディーラーブローカーである同社の純利益も、同期間に7,910万フラン(前年同期は7,020万フラン)に増加しました。 「本日発表された堅調な数字を受け、今後の収益成長の見通しは依然として予測困難であるものの、市場は好反応を示すと予想しています。IFRSに基づく収益は、2025年第2四半期の実績が高かったこともあり、2026年第1四半期には実質為替レートベースで前年同期比3.6%増にとどまりましたが、2026年第3四半期には前年同期比7.5%増に回復し、第4四半期には6%増になると見込んでいます。これは、2027年度の業績見通しを決定づけるものとなるでしょう。スイスフラン建てでは、為替圧力の緩和も多少はプラスに働く可能性があります」と、バーダー・ヘルヴェア・エクイティ・リサーチは速報で述べています。