パキスタンでの米イラン協議を前に、UAE株は上昇して取引を終えた。
アラブ首長国連邦(UAE)の市場は、週末にパキスタンで開催される予定の米イラン和平交渉への期待感から、投資家心理が好転し、週最終日をプラスで終えた。 終値時点で、FTSE ADX総合指数は0.021%高とほぼ横ばい、DFM総合指数は0.382%高となった。 ダンスケ銀行はレポートの中で、「パキスタン首相の仲介による米イラン和平交渉は土曜日に開始予定だが、議題をめぐる意見の相違から緊張は依然として高い」と指摘した。「イランは10項目からなる和平案を堅持しているが、ホワイトハウスのカロライン・リービット報道官はトランプ大統領が『文字通りゴミ箱に捨てた』と主張している。さらに、水曜日にイスラエルがレバノンで発生した死傷者を出した攻撃を受け、停戦条件をレバノンにも適用すべきかどうかをめぐる論争が事態を複雑化させている」と述べた。 しかし、脆弱な停戦合意への懸念から原油価格は上昇し、ブレント原油先物価格は金曜午後3時40分(UAE時間)時点で0.05%高の1バレル97.916ドルとなった。 一方、UAE国防省は木曜の声明で、イランからの弾道ミサイルや巡航ミサイルによる攻撃はなく、同国の領空は依然として航空脅威のない状態にあることを確認した。 企業市場は静かな一日となったが、エミレーツ・インシュアランス(ADX:EIC)の株価は、金曜の取引再開後、2.63%下落して取引を終えた。取引再開は、保険会社がアブダビ証券取引所に年次株主総会の結果を提出したことを受けてのもので、株主は2025年の配当として1株当たり0.6UAEディルハムの現金配当を承認した。 ドバイ・イスラミック・インシュアランス・アンド・リインシュアランス(DFM:AMAN、商号:Aman)の株価は、終値で0.58%下落した。同社は2026年4月30日に年次株主総会を開催する旨の通知を公表しており、そこで2025年の配当不実施の承認を求める予定である。