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ベトナムの工業生産と小売売上高は5月に鈍化

ベトナムは5月も経済成長を維持し、鉱工業生産と小売売上高は引き続き増加したが、成長率は前月よりやや鈍化した。 鉱工業生産指数は前年同月比8.8%増となり、4月の9.3%増から減速した。同様に、小売売上高は前年同月比11.8%増となり、4月の12.1%増からやや減速した。前月比では、鉱工業生産は3.3%増、小売売上高は0.5%増となった。 今年1月から5月までの累計では、鉱工業生産は9.1%増、小売売上高は11.2%増となった。 アナリストらは、ベトナムをアジアにおける力強い経済成長国と見なしている。2025年の国内総生産(GDP)成長率が8.02%と、2011年以降で2番目に高い伸び率を記録したことがその背景にある。 マッキンゼー・アンド・カンパニーが3月27日に発表した報告書によると、「この成長は、製造業、観光業、輸出、消費、投資の好調な推移によって牽引されており、貿易摩擦や関税措置といった困難な状況にもかかわらず、ベトナムの回復力と、2025年におけるアジア屈指の経済成長国としての地位を確固たるものにしている」。 ベトナムの観光セクターは依然として堅調で、5月の外国人観光客数は前年同月比16.5%増の178万人に達した。 しかしながら、ベトナムも米国の関税引き上げや中東紛争といった地政学的問題の影響を免れることはできず、これらの問題は燃料価格の高騰を招いている。これらの要因により、ベトナムの貿易赤字は5月に1990年以来の最高水準に拡大し、4月の32億8000万ドルから52億1000万ドルに急増した。 輸出は前年同月比18%増の469億3000万ドル、輸入は同34%増の521億4000万ドルとなった。 ベトナム政府は燃料価格安定化基金などの短期的な安定化策を導入しているものの、依然として世界的な原油価格変動の影響を受けやすい状況にある。 「ベトナムにとって最も差し迫ったエネルギー安全保障上の課題は、世界原油市場の目先の混乱ではなく、将来の供給途絶に対する構造的な備えの不足である」と、イースト・アジア・フォーラムのクオン・グエン氏は述べた。 「原油備蓄量は需要の約32日分しかカバーしておらず、国際エネルギー機関(IEA)が定める90日分の基準を大きく下回っている。そのため、ベトナムは長期的なショックに耐えうる緩衝材を欠いている。」 グエン氏は、ベトナムはエネルギー安全保障を確保するために、戦略石油備蓄を確立し、成長モデルを再調整すべきだと提言した。

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