モントリオールの住宅市場はカナダの他の地域よりも良好な状態にある、とナショナルバンクが発表
カナダ国立銀行がCentrisのデータに基づいて発表した速報値によると、モントリオールの住宅販売件数(季節調整済み)は3月から4月にかけて9.0%減少し、2023年10月以来最大の落ち込みとなった。当時、住宅購入者はカナダ銀行による利下げの可能性に備えていた。 この減少にもかかわらず、モントリオールの住宅市場は、特に住宅価格の手頃さという点で、他の主要カナダ都市と比較して依然として良好な状態を維持している。4月のモントリオールの取引件数は過去平均水準だったのに対し、トロントは平均を26.5%、バンクーバーは31.5%下回った。 ケベック州経済の低迷と、背景にある商業的・地政学的な不確実性が4月の減速の一因となっている可能性はあるものの、カナダ国立銀行は4月も冬の気候が続いていたことも影響していると考えている。 実際、この仮説を裏付けるものとして、カナダ国立銀行は、すべての不動産セグメントで販売件数が減少していること、そして州内の主要都市のほとんどで減少が記録されていることを指摘している。 5月のデータは、この理論の妥当性を裏付ける可能性がある。 しかし、悪天候は売り手の意欲を削ぐことはなかったようで、銀行の推計によると、3月から4月にかけて新規物件登録件数は4.2%増加した。販売件数の減少と相まって、アクティブ物件登録件数は3.9%増加し、4ヶ月連続の増加となった。 全体として、アクティブ物件登録件数と販売件数の比率で測られる市場環境は、この1ヶ月間で大幅に緩和し、均衡状態に移行した。 しかし、5月に取引が回復すれば、この状況は一時的なものとなり、市場環境が引き締まる可能性があると、銀行は付け加えた。