最新情報:米国がイランの和平提案に対する回答を拒否したことを受け、WTI原油価格が上昇
月曜日、米国がイランの和平提案に対する回答を「受け入れられない」として拒否したことを受け、ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油価格は上昇した。この結果、史上最大のエネルギー供給ショックを引き起こしている戦争は継続している。 6月渡しWTI原油先物価格は2.65ドル高の1バレル98.07ドルで取引を終え、7月渡しブレント原油先物価格は3.47ドル高の104.76ドルで推移した。 イランは先週、米国の和平提案に対し、独自の計画を提示した。日曜日に発表された回答には、戦争損害賠償、ホルムズ海峡の支配権の承認、イスラエルによるレバノン侵攻の終結、原油輸出と核濃縮計画に対する制裁解除などが含まれていた。 イランの要求はトランプ米大統領によって却下され、大統領はソーシャルメディアへの投稿でこれらの要求を「全く受け入れられない」と述べた。 米国とイスラエルが開始した戦争は10週目に突入し、石油、LNG、精製製品の1日需要の20%を輸送するタンカーにとって、ホルムズ海峡は閉鎖されたままとなっている。イランによる海峡封鎖は、ペルシャ湾からの輸入に依存するアジア諸国に原油のスポット価格の高騰を強いるとともに、航空燃料の不足やガソリン価格の上昇によるインフレを引き起こしている。 「ホルムズ海峡の事実上の閉鎖が長引く中、両国は脆弱な停戦を維持している。先週、海峡再開への期待が高まったことで一時的に96ドルまで下落したブレント原油は、105ドルを超えて回復した。モルガン・スタンレーはこの状況を「時間との戦い」と表現し、米国の輸出急増(過去30日間で前年比+380万バレル/日)や中国の輸入減少(-550万バレル/日)といった最近の緩和要因は無期限に続くことはできないと警告している。そのため、消費の伸びの鈍化と価格上昇による需要の減少が、市場の均衡を取り戻す唯一の有効な手段となりつつある」とサクソバンクは記している。