米国原油最新情報:米イラン和平協議の進展の遅れを受け、先物価格は上昇して引けた。
金曜日の時間外取引で原油価格は上昇して取引を終えた。市場は、米イラン和平交渉の進展の見通しと、ホルムズ海峡の長期にわたる閉鎖という懸念材料を天秤にかけていた。 期近のWTI原油先物価格は0.67%上昇し1バレル97ドル、ブレント原油先物価格は1.35%上昇し1バレル103.96ドルとなった。 米国とイランは戦争終結に向けた協議で進展を見せていると示唆しているものの、両国はイランの濃縮ウラン貯蔵量とホルムズ海峡を通航する船舶への通行料をめぐって依然として対立している。 INGのストラテジストは金曜日のレポートで、「楽観的な兆候は見られるものの、不確実性が支配的だ。合意が間近に迫ったかに見えた交渉が決裂したのは今回が初めてではない」と指摘した。 マルコ・ルビオ米国務長官は、NATO首脳会議に出席するためスウェーデンを訪れた際、記者団に対し、地域紛争の拡大を防ぐための最新の協議で「わずかな進展」があったと述べた。 「イランが通行料徴収制度を導入するのを阻止するために必要な国際的合意を得るべく、我々はあらゆる努力を尽くしており、国連の力を借りようとしている」と、ルビオ長官はNATO首脳会議で記者団に語った。 イランは、米国からの最新の提案が両国間の溝を部分的に埋めたと述べたものの、最高指導者モジュタバ・ハメネイ師がテヘランのウラン備蓄の維持や海峡通行料をめぐる紛争について言及したことで、打開策の見通しは不透明になった。 パキスタンのアシム・ムニール陸軍参謀総長は金曜日にテヘランに到着し、イランの主要人物と会談し、イラン・米国和平協議や地域の平和と安定について協議する予定だ。 一方、報道によると、カタールの交渉団は米国と連携し、合意成立に向けて金曜日にテヘランに到着した。 MUFGのリサーチアナリスト、キム・スジン氏は、ホルムズ海峡の長期にわたる混乱が世界の原油・燃料在庫の急激な減少を招いていると指摘した。また、国際エネルギー機関(IEA)は、供給圧力がさらに強まった場合、追加の緊急備蓄を放出する用意があると改めて表明した。 操業面では、ベーカー・ヒューズ(BKR)が金曜日に発表したところによると、中東紛争によるエネルギー価格の高騰を受け、米国内の掘削活動が活発化する中、5月22日までの1週間で米国の掘削リグ数は7基増加し、558基となった。 米国の石油掘削リグ数は前週の415基から10基増加し425基となった一方、ガス掘削リグ数は前週の128基から3基減少し125基となった。 一方、米国の消費者はエネルギーインフレの影響を引き続き感じており、ガソリン価格は2022年以来のメモリアルデー連休前の最高値に達したと、エネルギー情報局(EIA)が金曜日に発表した。 EIAによると、レギュラーガソリンの全国平均価格は5月18日に1ガロンあたり4.49ドルに達し、前年同月比42%上昇した。これは、3年前のロシアによるウクライナ侵攻で石油市場が混乱して以来、メモリアルデー連休前の月曜日としては最高値となる。