ニュージーランド企業は中東紛争により深刻な混乱に見舞われている、とウェストパック銀行が発表
ニュージーランドの企業は、中東紛争とそれに伴う原油価格の高騰により、深刻な混乱に直面していると、ウェストパック銀行は木曜日に発表した報告書で述べた。 同報告書によると、戦争勃発前に見られた経済活動の勢いは大幅に鈍化し、過去1か月間でコスト圧力と不確実性が急激に高まっている。 「こうした事態の影響は輸送コストにとどまらず、需要の低迷、供給不安、経済の不確実性の増大につながっている」と同行は指摘。「これは、営業コスト、価格、利益率に対する広範な圧力に加えてのことだ」と付け加えた。 輸送サービス、建設資材、林業、農業など、燃料費が急激に上昇している多くの業界では、複雑な価格設定と需要の低迷が重なり、コスト上昇分を顧客に転嫁することが現状では困難であると、同報告書は述べている。 肥料輸入業者は、紛争による保険付き輸送能力への影響でサプライチェーンリスクが著しく増大していると指摘しており、食肉輸出、飼料輸入、木材輸送においても同様の懸念が生じている。「双方向の貨物輸送の経済性が崩壊しつつある」と同行は述べている。 ウェストパック銀行は、林業が特に脆弱であると指摘し、多くの事業者が、特に中小規模の作業員の間で伐採作業の大幅な減速を予想していると述べた。 一方、観光業ではキャンセルが相次ぎ、レストランでは売上が減少していると報告されている。戦争によって生じた不確実性が消費者の慎重な行動と現金温存への意識を高めているためだと、ウェストパック銀行は述べている。