カナダの労働市場は5月に活況を呈したが、カナダ銀行は現状維持の方針だとCIBCが発表した。
カナダの労働市場は5月に活況を取り戻し、雇用者数は8万8000人増加し、市場予想を大きく上回り、失業率は6.6%に低下したと、CIBCは金曜日に発表された労働力調査(LFS)を受けて述べた。 同行によると、雇用増加は主にフルタイム雇用によるもので、業種別に見ると建設業、情報・娯楽業、運輸業、製造業で特に力強い伸びが見られた。 しかし、予想を大きく上回る結果となったものの、年初に見られた低迷を踏まえて評価する必要があるとCIBCは指摘した。6ヶ月間の雇用者数の平均は依然として2000人減とわずかにマイナスであり、失業率も1月に記録した直近の最低水準をわずかに上回っている。 カナダ統計局によると、学生の夏の就職状況は近年よりも好調で、15~24歳層の失業率は約1ポイント低下し、13.4%となった。働き盛りの年齢層(25~54歳)の失業率も6%から5.6%に低下した。 カナダ銀行は、正社員の時給上昇率が予想を下回る3.2%にとどまり、今月新たに創出された雇用の多くは低賃金だった可能性を示唆していると指摘した。 カナダ銀行は、たとえ予想を大きく上回る結果となったとしても、金曜日の発表は現在の現状維持のスタンスを変えるものではないとしている。 CIBCは、金曜日の好調な結果により、カナダ経済は年初の水準に戻ったものの、カナダ銀行が様子見姿勢を転換するには、労働市場のさらなる逼迫とコアインフレ率の加速が見られる必要があると付け加えた。