米国原油最新情報:イラン・米国協議を前に原油価格は横ばい
ホルムズ海峡の航行が依然として制限されている中、土曜日にイスラマバードで行われる米イラン協議を控え、金曜日の正午の取引では原油先物価格は小幅な変動にとどまった。この協議は、脆弱な停戦の行方を左右する重要なものとなる。 期近のWTI原油先物価格は0.35%下落し、1バレル98.25ドルとなった一方、ブレント原油先物価格は0.55%上昇し、1バレル96.44ドルとなった。 土曜日の朝、米イラン両代表団は対面での交渉の第1ラウンドを開始する。 トランプ米大統領はソーシャルメディアへの投稿で、イラン人が生きている唯一の理由は「交渉するため」だと述べ、テヘランが持つ唯一の交渉材料は、ホルムズ海峡を封鎖することで短期的な圧力をかける能力だけだと指摘した。 トランプ大統領はソーシャルメディアへの投稿で、「イランは、国際水路を利用して世界を短期的に脅迫すること以外に、自分たちに切り札がないことに気づいていないようだ」と述べた。トランプ大統領は、イランとの和平交渉が失敗に終わった場合に備え、米国は軍艦に「最高の兵器」を搭載していると述べたと報じられている。 しかし、イランは、和平交渉を進めるには、凍結されているイラン資産の解放とレバノンでの停戦が実現しなければならないと主張し、交渉開始予定時刻まであと数時間という土壇場で、交渉の行方に疑念を投げかけた。 イラン議会のモハマド・バゲル・ガリバフ議長は金曜日、合意された2つの行動、すなわちレバノンでの停戦とイランの凍結資産の解放が、交渉開始前に実施されなければならないと述べた。 イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相も、イランと米国が合意した2週間の停戦協定の対象にレバノンを含めるべきだと改めて主張し、米国が「約束」を遵守する必要性を強調した。 一方、INGのアナリストらは、トランプ大統領が6週間に及ぶ紛争の解決に向けて楽観的な姿勢を示したものの、ホルムズ海峡での通行料徴収をめぐってイランを脅迫したと指摘した。 最新の船舶データによると、4月8日の停戦発効以降、ホルムズ海峡を通過する船舶の活動はわずかに増加しているものの、依然として通常レベルを大きく下回っている。MarineTrafficによると、4月8日と9日の2日間で14隻の船舶が海峡を通過し、うち9隻は4月9日に通過した。 Kplerのストラテジストらは金曜日のレポートで、「約80隻の積載タンカー(主にVLCC)に積まれた1億3000万バレル以上の原油とコンデンセートが依然として滞留しており、サウジアラビア、イラク、UAEなどの主要輸出国は貨物を輸送できない状況にある」と述べている。 供給面では、サウジアラビアは木曜日、イランによるエネルギーインフラへの攻撃により、同国の石油生産能力と東西パイプラインの輸送量がそれぞれ日量約60万バレルと70万バレル減少したと発表した。