日本銀行総裁、インフレ目標2%達成リスクを指摘
日本の中央銀行である日本銀行の上田和夫総裁は、原油価格の上昇がエネルギー価格と物価を押し上げ、インフレ率が目標の2%を超えるとの見通しを示した。上田総裁は水曜日、氷野良三副総裁が代読した声明の中でこのように述べた。 氷野副総裁は、肝嚢胞の感染症で入院していた上田総裁の発言を代読した。上田総裁は6月の金融政策決定会合も欠席していた。 「基調インフレ率が2%に近づいており、現在の金融環境が緩和的であることを踏まえ、経済、物価、金融情勢に応じて政策金利の引き上げと金融緩和の度合いの調整を継続していく」と、上田総裁は全国信用金庫総会での声明で述べた。 上田総裁は、最近の政策金利の1%への引き上げは「適切」であり、中央銀行は「経済活動を力強く支援していく」と述べた。 総裁によると、政策金利の調整時期は、中東情勢が日本経済に与える影響によって左右されるという。 日本銀行の政策委員会メンバーは以前、原油価格の上昇が中間流通段階の企業間取引価格に波及し、消費者物価に悪影響を与える可能性があると警告していた。 日本の年間消費者物価指数(CPI)は5月に1.5%となり、4月の1.4%から上昇した。一方、変動の大きい項目を除いたコアインフレ率は1.4%で横ばいだった。 6月の議事録によると、「政府の施策は、特定の財・サービスの価格水準を調整することで、家計のインフレ認識に影響を与える効果がある」。 上田総裁はまた、2027年4月から日本国債の買い入れ額を2兆円に縮小する日本銀行の方針を改めて表明した。 上田総裁は講演の中で、サイバー攻撃の高度化にも触れ、多様な金融サービスニーズに対応するため、日本は人工知能(AI)の進歩を考慮に入れる必要があると述べた。