更新情報:OPECは4月の更新で、2026年の世界の石油需要増加予測を維持
石油輸出国機構(OPEC)は月曜日、2026年の世界の石油需要の伸びを日量140万バレルと予測した。これは先月の予測から変更されていない。 OPECは月次石油市場報告書の中で、2027年の世界の石油需要は前年比でさらに日量130万バレル増加すると予測しており、これも3月の予測から変更されていないと述べた。 石油協力宣言に参加していない国々の液体燃料生産量は、2026年には2025年比で平均日量60万バレル増加すると予測されている。2027年の増加量も2026年比で日量60万バレルと推定されている。これらの予測も先月の発表から変更されていない。 この生産量増加は主にブラジル、カナダ、カタール、米国、アルゼンチンによって牽引されている。 石油輸出国協力宣言(DOC)参加国における天然ガス液および非在来型液体燃料の生産量は、2026年と2027年の両年とも年間10万バレル/日増加し、それぞれ平均880万バレル/日と890万バレル/日になると予測されている。 一方、DOC参加国の原油生産量は、3月には平均3,506万バレル/日となり、2月の4,272万バレル/日と比較して前月比約770万バレル/日減少したと、OPECは二次情報源からのデータを引用して発表した。 OPECによると、製品生産量の著しい減少と中間留分クラックスプレッドの拡大(数年来の高水準を記録)を受け、先月は主要地域全体で精製マージンが急上昇した。 OPECは、「スエズ以東における貿易の流れの制約と製油所の稼働率低下は、製油所の大規模メンテナンスシーズンの中で、製品マージンへのさらなる圧力となった。この状況は、原料価格の上昇率を上回る製品価格の上昇を招き、製油所の収益性を向上させた」と述べた。 米国メキシコ湾岸では、すべての製品で価格上昇が見られたが、特に中間留分が上昇を牽引した。一方、ロッテルダムでは、ガソリンと低硫黄燃料油の下落を相殺する形で価格上昇がみられた。シンガポールでは、中間留分を除くすべての製品で価格下落がみられた。アジアにおける原料コストの大幅な上昇が、製油マージンの向上を抑制したためだと、報告書は述べている。 OPECはまた、先月発表した世界経済成長率予測を、2026年が3.1%、2027年が3.2%と据え置いた。 「2025年の世界GDP成長率は3.3%と堅調に推移すると見込まれるため、世界経済は貿易関連の課題や現在の中東情勢といった一時的な事象を概ね吸収できると予想される」と報告書は付け加えた。