ローゼンバーグ・リサーチによると、カナダ銀行は原油価格の上昇を追いかけるつもりはないとのこと。
ローゼンバーグ・リサーチは、水曜日に発表されたカナダ銀行のプレス声明には、タカ派的な要素は全く見られなかったと指摘した。 政策金利が3回連続で2.25%に据え置かれたことは驚きではなかったが、声明のトーンは非常に慎重で、言葉遣いを綿密に練ったものだったとローゼンバーグは述べている。 重要なのは、カナダが今後3回の利上げを控えているという市場の見方を裏付けるような要素が何もなかったことだとローゼンバーグは指摘する。せいぜい、長期にわたる「様子見」の姿勢が示されたに過ぎない。 エネルギー価格ショックに伴い短期的なインフレ期待は上昇したが、カナダ銀行は「長期的なインフレ期待は安定している」と指摘した。ローゼンバーグは、中央銀行の意思決定において、後者の方がはるかに重要だと指摘している。 声明は、カナダ銀行が「戦争がインフレに及ぼす直接的な影響を見過ごす用意がある」ことを明確に示しつつ、持続的なインフレ波及の兆候が見られれば対応する用意があると付け加えた。 カナダ銀行は、現時点では「原油価格の上昇が金融市場に広く波及しているという証拠はほとんどない」と付け加えた。インフレ率は4月に前年比3.0%でピークを迎え、2027年初頭までに目標の2.0%に達すると予想されている。 ローゼンバーグ氏は、市場予想と比較すると「実際には、これはややハト派的な政策と言えるだろう」と述べた。