-- S&Pグローバルが金曜日に発表した調査によると、オーストラリアの製造業は4月に拡大に転じたものの、中東紛争に起因する燃料費と輸送費の高騰に伴うサプライチェーンの混乱とコストの急上昇が、その改善効果を相殺した。 季節調整済みのS&Pグローバル・オーストラリア製造業購買担当者景気指数(PMI)は、3月の49.8から4月には51.3に上昇し、景気拡大と縮小の分岐点である50ポイントを上回った。 PMIの上昇は主に、仕入先の納期遅延と仕入在庫の増加によるものであり、新規受注、生産量、雇用は依然としてマイナス圏にとどまっている。 報告書によると、4月のサプライチェーンの混乱は主に中東紛争と国際貨物輸送の遅延によって引き起こされ、燃料不足と燃料価格の高騰が投入価格を押し上げ、2022年3月以来最速のインフレ率をもたらした。 投入コストの上昇と戦争関連の不確実性により、生産物価格インフレ率は10年ぶりの高水準に達し、製造業生産は3ヶ月連続で減少した。 報告書によると、新規受注は海外需要の低迷などを背景に減少を続けた一方、製造業者は4月も購買活動と投入在庫を増やした。これは、生産需要の減少にもかかわらず、将来の価格上昇やサプライチェーンの遅延に対する安全策を講じるためとみられる。 新規受注の低迷により雇用は2ヶ月連続で減少した。企業は退職者の補充を行わず、労働時間を短縮した。また、受注残と完成品在庫も引き続き減少した。 中東紛争、インフレ、生活費の上昇圧力により、企業景況感は3ヶ月連続で低下し、2024年7月以来の低水準となった。しかし、紛争後の需要回復への期待が、今後1年間の生産見通しに対する楽観的な見方を支えたと報告書は付け加えている。
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