オーストラリアの産業活動は、コストと燃料価格の上昇により、4月も縮小傾向が続いたと、オーストラリア産業団体が発表した。
オーストラリア産業グループ(AIG)は水曜日、オーストラリアの産業活動は4月も縮小基調にとどまったと発表した。製造業と建設業の低迷が続き、燃料費高騰によるコスト上昇圧力が、受注と雇用における安定化の兆しを上回ったためだ。 オーストラリア産業指数は4月に9.8ポイント上昇したが、依然としてマイナス24.4と縮小基調が続いている。 オーストラリア製造業景況指数は0.7ポイント上昇してマイナス27.9、オーストラリア建設業景況指数は37.8ポイント急上昇してマイナス19.3となった。製造業は低迷し、建設業は緩やかな回復を見せたものの、燃料費転嫁を制限する固定価格契約の影響もあり、両業種とも縮小基調にとどまっている。 4月には若干の安定化が見られ、企業活動指数は4.5ポイント上昇してマイナス31.2、雇用指数は4.5ポイント上昇してマイナス25.2、新規受注指数は7.7ポイント上昇してマイナス24.8となり、これまでの落ち込みからの部分的な回復を反映している。 投入価格は13.5ポイント上昇して69.3、販売価格は3.9ポイント上昇して23.1、平均賃金は2.1ポイント上昇して36.2となった。コスト上昇により投入価格と産出価格の差が拡大し、企業がコスト増を価格に転嫁する能力が制限されている。 燃料価格の上昇はサプライチェーン全体に波及しており、輸送関連税が4月のインフレを牽引している。今後数ヶ月間、エネルギー不足の拡大は工業用原材料にも価格上昇圧力を及ぼす可能性が高い。