英国のFTSE100指数は下落傾向を継続、セインズベリーの株価は上昇
英国株は5日連続で下落し、FTSE100指数は金曜日の終値で0.75%安となった。新たな関税措置の脅威と、中東紛争に起因する地政学的不確実性の継続が背景にある。 ドナルド・トランプ米大統領は英紙テレグラフに対し、キア・スターマー英首相がアップル、メタ、その他の大手テクノロジー企業を対象としたデジタルサービス税を撤廃しない場合、「英国に高関税を課すことを検討する」と述べた。 経済面では、英国国家統計局のデータによると、3月の小売売上高は前月比0.7%増加した。これは2月の改定値0.6%減に続くもの。前年同月比では1.7%増となり、当初の改定値1.8%増からやや下方修正された。 企業ニュースでは、バーンスタインがJ・セインズベリー(SBRY.L、セインズベリーズとして事業展開)の目標株価を3.50ポンドから3.40ポンドに引き下げ、投資判断を「市場平均並み」とした。これは、英国の食料品小売業者であるセインズベリーズの2026年度決算が概ね市場予想通りだったことを受けた措置。株価は終値で1.29%上昇した。 バーンスタインは、「セインズベリーズにとっての課題は、CEO就任から6年が経過した現在、過去数年間で利益率が低下(約-30ベーシスポイント以上)しており、来年もさらに悪化する可能性があることだ。これは、『フード・ファースト』という明確かつ効果的な戦略が市場シェアの拡大、食料品販売量の増加、価格設定の改善、フリーキャッシュフローの改善という形で成果を上げているにもかかわらずのことだ」と指摘した。しかしながら、この事業再建の成功は、アルゴス社の業績悪化、コスト圧力、マクロ経済の低迷、そして競争圧力によって常に阻害されており、利益率の向上や利益プールにおけるシェア拡大には結びついていないようだ。 一方、航空宇宙・防衛関連企業のバブコック・インターナショナル・グループ(BAB.L)とBAEシステムズ(BA.L)は、主要株価指数の中で下落率上位銘柄となり、終値はそれぞれ4.60%と2.86%の下落となった。