インドの民間部門は5月も力強い拡大を継続:PMIレポート
S&Pグローバルは木曜日、中東情勢の混乱、原油価格の高騰、輸出の低迷にもかかわらず、インドの民間部門は5月も製造業とサービス業の両部門で力強い拡大を維持したと発表した。 S&Pグローバルは月次調査を引用し、インドの製造業とサービス業を合わせた総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は5月に58.1となり、4月の58.2からわずかに低下したものの、景気拡大と縮小の分岐点となる50を大きく上回ったと報告した。 S&Pグローバルは、新規受注の一部はやや減少したものの、5月のPMI結果は「民間部門の活動が再び顕著に拡大したことを示している」と述べた。インドの総合PMIは、2022年のパンデミック終息以降、プラス圏を維持している。 インドの製造業PMI速報値は、4月の54.7から5月には54.3に低下し、製造業PMI生産指数速報値も56.9から56.6に低下した。 S&Pグローバルによると、両製造業PMIは拡大を示しているものの、5月の数値は過去4年近くで最も弱いセクター報告の一つだった。 一方、インドのサービス業PMI速報値は5月に58.9となり、4月の58.8からわずかに上昇し、同セクターの「成長加速」を示していると、S&Pグローバルは付け加えた。 インドの民間企業経営者は、5月に操業コストの上昇を報告しており、競争圧力のため、価格を上げてコストを補うことができない場合があると述べている。 S&Pグローバルは、「調査参加者は、エネルギー、食料、燃料、ガス、鉄、皮革、石油、プラスチック、ゴム、鉄鋼、輸送費の(投入)価格の上昇を報告した」と述べた。「インド企業はコスト負担の増加を販売価格の引き上げで補おうとしたが、その実施にはより慎重な姿勢が見られた」。 インドの海外市場における売上高は5月に増加したが、伸びは鈍化した。S&Pグローバルは、「5月のインド民間部門における新規輸出受注の伸びは著しく鈍化し、19カ月ぶりの低水準となった」と指摘した。 S&Pグローバルは、「課題はあるものの、5月の企業景況感は依然として堅調で、全体的な景況感は3カ月ぶりの低水準に後退したものの、長期平均を上回った」と付け加えた。 このインドPMI速報値は、S&Pグローバルが5月8日から18日にかけて400社の製造業者と400社のサービス提供業者から受け取った調査に基づいて作成した。