ケビン・ウォーシュFRB議長(投票権者)は、FOMCがインフレを自らの責任で管理し、必要に応じて2%の目標値に戻すための措置を講じると改めて表明したが、今後の見通しについては言及しなかった。 ウォーシュ議長は、金融政策が政策を通じてインフレを引き起こしてきたが、自身のリーダーシップの下ではそうはならないと改めて述べ、政治的影響を受けずに政策決定を行うと付け加えた。また、AI(人工知能)は物価上昇を招く可能性が高いものの、その後に生産性向上によって物価上昇が抑制されるだろうとの見解を示した。 リサ・クックFRB理事(投票権者)は、前回の会合で金利を据え置いたのはインフレの推移を見守るため適切だったとし、リスクは依然としてインフレ上昇に傾いていると指摘した。さらに、近い将来にデフレの兆候が見られない場合は、行動を起こす用意があると述べた。 ジョン・ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(投票権者)は、経済成長は堅調で労働市場も安定していると述べたものの、インフレ率はFRBの目標値である2%を依然として上回っており、引き下げる必要があると指摘した。ウィリアムズ氏は、金融政策のスタンスはインフレへの対応に「十分な態勢が整っている」とし、今後数四半期でインフレ率は鈍化すると予想していると述べた。 FRBのベージュブックによると、米国経済は直近の期間で緩やかから中程度の成長を示し、前回のベージュブックとほぼ同水準だった。個人消費は全体的に堅調で、ワールドカップの影響で観光業も好調だった一方、雇用は前回とほぼ変わらず、インフレ率は鈍化したものの、一部地域では依然として物価上昇が活発だった。
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