米国の陪審は、便秘治療薬「アミティーザ」をめぐる独占禁止法訴訟において、武田薬品工業(東証:4502)に対し原告へ8億8490万ドルの単一損害賠償を認める評決を下したが、このうち一部の賠償額については米国の独占禁止法に基づき自動的に3倍に増額される見通しである。
この訴訟は、武田薬品、スキャンポ、およびPar Pharmaceuticalの間で2014年に結ばれた特許和解が競争制限的であったと主張する、卸売業者、小売業者、および最終支払者からの請求を統合したものである。
武田薬品は、この和解がハッチ・ワックスマン法の枠組みに基づく適正な対等な交渉を通じて成立したものであり、これによりParは特許満了の数年前に承認済みジェネリック医薬品を発売することができたとしている。
同社は、裁判中に証拠上の誤りや法的な誤りがあったとして、判決後の申し立てや控訴を積極的に行う方針を明らかにした。
判決はまだ確定していないものの、武田薬品は2025年度の決算に向けた引当金の計上を検討しているが、2026年度の主要な業績予想に重大な影響を与えることはないと見込んでいる。