ニューズ・コーポレーション(NWS、NWSA)傘下のRealtor.comは水曜日、米国の賃貸物件の提示賃料が4月に33ヶ月連続で前年同月比下落したと発表した。新規集合住宅建設の力強い増加は、今後も賃借人にとって安心材料となることを示唆している。 オンライン不動産ポータルサイトのレポートによると、米国の主要50都市圏における提示賃料の中央値は、スタジオタイプから2ベッドルームの物件で33ヶ月連続の前年同月比下落となり、4月は前年同月比1.7%減の1,673ドルとなった。 Realtor.comのチーフエコノミスト、ダニエル・ヘイル氏は、「過去3年近くにわたり、多くの賃借人は大きな安心感を得てきた。完成件数は減少しているものの、今後の見通しは賃借人にとって有利なものだ」と述べた。 第1四半期には、新規集合住宅の着工件数が約20%急増した。ヘイル氏によると、現在着工された物件は通常1~2年以内に市場に出回るという。 「つまり、パイプラインの状況から見て、賃料は2027年まで引き続き下落圧力を受けるだろう」とヘイル氏は述べた。 報告書によると、米国の主要地域の中で、北東部では第1四半期に新規集合住宅の着工件数が前年同期比でほぼ倍増し、完成戸数も42%急増、全地域の中で最も高い伸びを示した。 一方、西部では新規着工件数が少なくとも2017年以降で最低水準に落ち込み、完成戸数も38%減少した。Realtor.comによると、完成戸数がパンデミック前の水準を下回ったのは西部のみである。 Realtor.comのエコノミスト、ジアイー・シュー氏は、「春から夏にかけての賃貸シーズンに入ると、平均賃料は月ごとに緩やかに上昇すると予想される。これは典型的な季節的なパターンだ」と述べた。 「しかし、パンデミック以前の水準と比較して集合住宅建設が持続的に高い水準にあることを考えると、前年比の減少傾向は2026年まで続く可能性が高い。ほとんどの賃借人にとって、家賃の小幅な軽減は依然として大きなメリットとなるだろう。」 Realtor.comは、集合住宅建設の継続的な好調を背景に、賃貸物件の供給過剰による家賃負担軽減は今後「数年間」続くと予想している。
Price: $30.62, Change: $+0.20, Percent Change: +0.67%