米化学企業は四半期決算が予想通りとなる見込みで、中東情勢の緊迫化が追い風となる可能性もあると、ドイツ銀行は水曜日に発表した。 ドイツ銀行によると、6月期は需要、価格、コストの面で「概ね予想通りに推移」し、ダウ(DOW)とBASFの好調な事前発表がこれを後押しした。 ファクトセットの議事録によると、ダウのジェフ・テイト最高財務責任者(CFO)は6月、第2四半期の利益が約22億ドルになるとの見通しを示した。「これは現在の市場コンセンサスを上回り、以前のガイダンスを約10%上回る」とテイト氏は述べた。「これは主に、ポリエチレンの需要と価格の継続的な堅調さ、および工業中間体とインフラにおけるマージンの向上によるものだ」とテイト氏は説明した。 同社は木曜日に第2四半期の決算を発表する予定だ。 今月初め、ドイツの化学メーカーBASFは「予想を上回る事業展開」を理由に、通期の中核利益見通しを引き上げた。 「マクロ経済の不確実性が依然として残る中、中東紛争の断続的な影響でエネルギー価格が高騰し、需要が低迷していることから、経営陣は見通しやガイダンスについて慎重な姿勢を維持する可能性が高い」と、ドイツ銀行のアナリスト、デビッド・ベグライター氏は水曜日に顧客向けレポートで述べた。 ベグライター氏によると、米国とイランの紛争、そしてそれに続くホルムズ海峡(原油輸送における世界最大のチョークポイント)の封鎖は、米国の化学企業、そして米国の素材、工業ガス、塗料、農業関連企業といった広範な業界にとって「プラス、少なくともマイナスではない」影響を与えたという。 ドイツ銀行によると、この紛争は世界の化学製品供給量の約15%を占めるペルシャ湾岸地域からのエネルギーおよび化学製品の生産と輸出を混乱させた。また、世界の化学生産能力のさらに15%が影響を受け、原油価格の高騰はアジアの化学メーカーの投入コストを押し上げた、と同銀行は指摘している。 ドイツ銀行のレポートによると、現在の地政学的環境において、投資家心理が誤った方向に向かっているものの、短期的な成長要因や有機的な成長が見込まれ、原材料費の低下時に価格を維持できる企業として、セラニーズ(CE)、コルテバ(CTVA)、エコラボ(ECL)、リンデ(LIN)、PPGインダストリーズ(PPG)などの企業を好意的に見ている。
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