TPHエナジーのストラテジストは火曜日のレポートで、中国の原油輸入量が5月に日量780万バレルに減少し、2017年10月以来の最低水準となったと指摘した。中東紛争に関連した混乱と製油所の経済性の低下が需要を圧迫したためだ。 TPHのアナリスト、マシュー・ブレア氏は、原油輸入量が日量780万バレルに減少したと述べた。これは4月の940万バレル、3月の1180万バレル、2月の1260万バレルから減少している。 5月の輸入量は2017年10月以来の最低水準であり、TPHのアナリストらは、これは継続する紛争に関連した混乱による需要の落ち込みを反映していると述べている。 原料供給量の減少は製油所の操業にも影響を及ぼしている。 TPHによると、国有製油所の稼働率は5月に67%に低下し、4月の70%から大幅に低下した。これは3月の78%、2月の82%を大きく下回る水準だ。 一方、同行は、独立系「ティーポット」製油所はより回復力があるものの、稼働率は同期間で55%から54%に低下したと述べた。6月初旬のデータによると、国営製油所の稼働率は67%で横ばいだったが、ティーポット製油所ではさらに低下し51%となった。 ブレア氏は、中国の製油所はますますマージン圧力にさらされており、原油価格の高騰が業界の一部で損失報告につながっていると述べた。 稼働率の低下にもかかわらず、中国の精製製品純輸出量は4月の32万バレル/日から5月には48万9000バレル/日へとわずかに増加した。しかし、TPHは、これらの輸出の構成が変化したようだと指摘した。4月のデータによると、輸出はジェット燃料と重油に偏っており、ガソリンとディーゼルの量はごくわずかだった。 マージン面では、TPHはアジアの製油経済は依然として比較的良好な状態にあると述べた。シンガポールの2-1-1精製クラックス価格は、6月に入ってから1バレルあたり42ドルまで下落した。5月の45ドル、4月の直近のピークである68ドルからは低下しているものの、3月の59ドルと比べると依然として高水準にある。 TPHのアナリストは、シンガポールクラックス価格の持続的な高騰は、米国の石油精製会社PBFエナジー(PBF)にとって最も直接的な追い風となっており、同社はアナリストが分析対象とする銘柄の中でも主要な受益者となっていると指摘した。
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