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三菱UFGは、世界的なリスク状況がカナダドルの見通しを左右すると述べている。

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MUFGによると、カナダドル(CAD、通称ルーニー)は、G10通貨のほぼすべてと同様に、4月に米ドル(USD)に対して上昇した。これは、原油価格の高止まりにもかかわらず、世界的なリスクセンチメントが改善に転じたためである。 MUFGは5月の月次為替見通しの中で、世界の株式市場は急反発したが、原油価格の高水準は、投資家が世界的な景気後退の可能性の高まりを織り込むには至っていないと述べている。 MUFGは、実質ベースでは原油価格は依然として比較的低く、中東紛争勃発前には世界の原油在庫が82億バレルと多かったことが、エネルギー価格の高騰を抑制する要因となっていると指摘した。しかし、日を追うごとに金融市場のボラティリティ上昇リスクは高まっていると付け加えた。 MUFGは、CADの底堅さは、ある程度は交易条件の支援を反映しているが、他の不確実性がその支援を相殺していると述べている。 カナダ銀行は、米連邦準備制度理事会(FRB)と同様に、エネルギー関連のインフレ上昇要因だけでなく、より長期的な視点で政策を捉え、利上げには慎重な姿勢を示す可能性が高い。ティフ・マックレム総裁は4月の会合後、「現在の水準に近い政策金利」がインフレ率を目標水準に戻すのに適切だと述べた。しかし、インフレが継続すれば対策が必要になるとの見解も示したと、MUFGは指摘している。 MUFGによると、FRBのアプローチに沿った戦略では、2年物米国・カナダスワップ・スプレッドは比較的狭いレンジで推移し、米ドル/カナダドルも同様に狭いレンジで推移する可能性があるという。 また、紛争の再燃や株式市場のボラティリティ上昇は、カナダドルのアンダーパフォームにつながると同行は付け加えた。 同行の米ドル/カナダドルの低めの予測は、緊張緩和と原油価格の緩やかな下落を前提としており、紛争が長期化すれば米ドル/カナダドルが上昇するリスクもある。

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