日本の製造業生産高の伸びが12年ぶりの高水準に達する一方、サービス業の拡大は鈍化
日本の製造業生産高は2014年2月以来の急激な伸びを記録したが、サービス業活動の伸びが鈍化したことで、民間部門全体の成長率は4月には4カ月ぶりの低水準となった。 S&Pグローバル・フラッシュ日本PMI総合生産指数は、3月の53.0から4月には52.4に低下したが、景気拡大と縮小の分岐点となる50.0を上回った。 総活動は13カ月連続で拡大しているものの、今回の数値は2026年に入ってから最も低い成長率となった。 中東戦争に関連した将来的な供給不足への懸念から、一部の製造業者が生産量を増やしたことが、製造業の急激な回復の一因となった。 一方、サービス業活動は11カ月ぶりの低成長にとどまり、総合的な新規輸出受注も4カ月ぶりの低水準となった。 雇用は2年半以上にわたり着実に増加を続けたが、受注残高が5ヶ月連続で増加したため、生産能力への圧力は依然として続いている。 平均投入コストは、人件費、原材料費、燃料費、エネルギー価格の上昇(中東情勢と円安に連動することが多い)を背景に、2023年1月以来の急激な上昇率を記録した。 製造業はサービス業に比べてコスト上昇率が著しく高く、平均生産コストは2007年末に総合統計が開始されて以来、最も速いペースで上昇した。 中東戦争による不確実性と市場混乱のため、将来の生産に対する企業景況感は2ヶ月連続で悪化し、2020年8月以来の最低水準にまで落ち込んだ。