米国の6月の鉱工業生産は予想を下回る伸びにとどまり、5月は改定なし
米国の6月の鉱工業生産は前月比0.1%増となり、ブルームバーグがまとめた調査で予想されていた0.2%増を下回りました。5月も0.1%増(改定なし)でした。 製造業生産は前月の0.1%増の後、6月は横ばいとなりました。一方、鉱業と公益事業の生産はともに0.4%増加しました。 設備稼働率は6月も76.1%で、市場予想の76.2%とほぼ横ばいでした。 連邦準備制度理事会(FRB)が発表する月次鉱工業生産統計は、製造業、公益事業、鉱業の生産高の伸びを示しています。製造業データは、長期消費財(耐久財)と短期消費財(非耐久財)に分類され、自動車生産が重要な構成要素となっています。また、生産者がどれだけの余剰生産能力を有しているかを示す設備稼働率も含まれています。 予想を上回る鉱工業生産指数は通常、株式市場にとって強気材料となるが、製造業、鉱業、公益事業といったセクターにとっては、各月の統計データの内容によっては弱気材料となる可能性もある。 一般的に、債券市場は鉱工業生産の伸びが鈍化することを、インフレ率の抑制を示すシグナルとして好む。しかし、パンデミックのような供給逼迫時には、生産の伸び悩みとインフレ率の上昇が同時に起こる可能性もある。