中東での新たな戦闘勃発で原油価格が上昇し、インフレ懸念が再燃する中、金価格は下落。
金価格は水曜早朝、イランと米国の戦闘再燃を受けて原油価格とドルが上昇し、インフレ懸念が再燃したことで下落した。 8月限の金先物価格は、一時76.10ドル(1.8%)高の1オンス=4,081.30ドルとなり、6月30日以来の安値をつけた。 この下落は、イランがホルムズ海峡を航行する船舶を攻撃したことを受け、米イラン間の戦闘が再燃したことに端を発している。トランプ大統領はトルコで開催されたNATO首脳会議で記者団に対し、両国間の停戦合意は「終わった」と述べた。米国は火曜日、6月18日の停戦合意後に解除されていたイラン産原油に対する制裁を再発動した。 「原油価格の上昇再開によりインフレと金利の見通しが不透明になったため、金価格は当初下落した。しかし、10年物実質利回りが18カ月ぶりの高水準付近で推移し、無利子資産への逆風が強まる中でも、金価格は今のところ4,100ドル付近で支えられている」とサクソバンクは記している。 ドルは序盤上昇し、ICEドル指数は0.12ポイント高の101.15で推移した。米国債利回りはまちまちで、2年物国債利回りは0.02ベーシスポイント低下の4.195%、10年物国債利回りは0.9ベーシスポイント上昇の4.565%となった。