金価格は8カ月ぶりの安値から上昇、ドルは下落(6月の米消費者物価指数緩和後)
金価格は火曜日の早朝、8カ月ぶりの安値から上昇した。これは、世界最大の経済大国である米国の6月の消費者物価が緩和したことを受け、ドルと金利が下落したことが背景にある。物価上昇が金利上昇につながるとの懸念が和らいだ。 8月渡しの金先物価格は、前日に11月6日以来の安値まで下落した後、79.30ドル(約2%)高の1オンス4,085ドルで推移した。 マーケットウォッチによると、米労働統計局(BLS)は、6月の消費者物価指数(CPI)が前月比0.4%低下したと発表した。これは5月の0.5%上昇から減速し、市場予想の0.2%低下を下回った。BLSによると、この低下幅は2020年4月以来最大の月間低下幅となった。エネルギー価格の下落が最大の要因だった。 変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは、6月は横ばいで、5月の0.2%上昇から減速し、市場予想の0.2%上昇を下回った。 インフレ率の低下は、物価上昇を抑制するために連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを迫られるのではないかという懸念を和らげているものの、週末に米国とイランが戦闘を再開したことを受け、原油価格は再び急騰した。 サクソバンクは、「原油価格の急騰がインフレと利上げへの懸念を再燃させたため、金価格は月曜日に一時4,000ドルを下回った」と記している。「しかし、その後、ドルと米国債利回りが最新の地政学的動向にもかかわらずそれ以上上昇しなかったため、金価格はその水準を上回って反発した。これは、原油価格の上昇と貴金属価格の下落を結びつけてきた最近の市場反応関数に初めて変化が生じた可能性を示唆している」。 インフレ統計発表後、ドルは下落し、ICEドル指数は0.59ポイント安の100.64となった。米国債利回りも低下し、2年債利回りは9.4ベーシスポイント低下の4.204%、10年債利回りは4.4ベーシスポイント低下の4.576%となった。