最新情報:原油価格の下落がインフレ懸念を和らげる中、金価格は2カ月ぶりの安値で取引されている。
(価格更新) 金価格は水曜早朝、イランとの戦争終結に向けた合意が期待される中、原油価格が下落し、インフレ懸念が和らいだことでドル安が進んだにもかかわらず、2カ月ぶりの安値に下落した。 7月渡しの金先物価格は、直近で1オンスあたり52.6ドル安の4,482.40ドルとなり、3月26日以来の安値をつけた。 米国とイスラエルがイランを攻撃し、イランが報復としてホルムズ海峡を封鎖したことで原油価格が急騰したため、投資家がドルに資金を移したことから、金価格は1月28日の過去最高値を大きく下回ったままとなっている。ホルムズ海峡は、ペルシャ湾岸諸国の1日あたりの原油需要の5分の1を担う要衝である。 しかし、イランと米国がカタールでの協議を通じて間もなく敵対行為を終結させ、ホルムズ海峡を再開するとの期待から、原油価格は先月つけた4年ぶりの高値から下落している。これにより、ドルを支え、国債利回りを押し上げてきたインフレ懸念が和らぎ、金価格の下落要因となっている。 「火曜日の金価格は、中東和平合意の見通しが原油価格を押し下げ、インフレ懸念を和らげたことを受け、米国債利回りとともに下落した。加えて、半導体メーカー主導の力強い世界的な株式市場の上昇が、金などの安全資産に対する短期的な需要を減少させた」とサクソバンクは指摘した。 ドルは小幅上昇し、ICEドル指数は0.08ポイント高の98.24となった。米国債利回りは小幅低下し、2年債利回りは0.1ベーシスポイント低下の4.045%、10年債利回りは0.4ベーシスポイント低下の4.489%となった。