スイス市場指数が回復。シカ、ポリペプチド・グループの株価が急騰。
スイスの主要株価指数は火曜日に反発し、0.94%高で取引を終えた。投資家は最新の経済関連指標や企業発表を消化しつつ、地政学的動向にも注目している。 マクロ経済面では、国際通貨基金(IMF)が4月の世界経済見通し報告書で、2026年の世界経済成長率予測を3.1%に下方修正した。これは前回予測から0.2ポイントの引き下げで、中東における紛争の期間と規模が限定的であるという前提に基づいている。2027年の世界経済成長率は3.2%と引き続き予測されている。 ユーロ圏の2026年と2027年の経済成長率予測は、それぞれ0.2ポイント引き下げられ、1.1%と1.2%となった。英国の予測もそれぞれ0.5ポイント引き下げられ、0.8%と1.3%となった。 スイス連邦評議会によると、ギー・パルメラン大統領とカリン・ケラー=ズッター連邦参事官は、今週米国で開催される2026年IMF・世界銀行春季会合およびG20財務大臣会合に出席する予定だ。スイス国立銀行(SNBN.SW)のマルティン・シュレーゲル総裁も代表団に加わる。 「春季会合では、世界経済と開発政策の課題に焦点が当てられる。地政学的紛争や貿易摩擦が続く現状において、スイスが多国間機関や二国間関係において、信頼できる経済関係と開かれた市場を提唱することは特に重要である。健全な財政、物価安定、そして強固な国際通貨・金融システムは、回復力のある経済と持続的な繁栄にとって不可欠である」と政府は述べた。 企業関連では、シカ(SIKA.SW)が第1四半期の純売上高が前年同期比7%減の24億9000万スイスフランになったと発表した。スイスの特殊化学品グループである同社は、2億1300万フランの為替変動の影響で業績が押し下げられた。この影響は主に、フランがアジア通貨と米ドルに対して上昇したことによるものだと説明している。同社は2026年通期の売上高成長率見通しを現地通貨ベースで1~4%と据え置いた。株価は終値で7.94%上昇した。 ポリペプチド・グループ(PPGN.SW)も、株主価値の長期的な向上を目指し、潜在的な戦略的選択肢の検討を初期段階で進めていることを明らかにした後、株価が4.46%上昇した。一部の投資家から買収の関心が寄せられているとの市場の憶測が飛び交う中、このスイスの医薬品受託開発製造会社は、検討の決定はまだ下していないと述べた。