イランと米国の貿易摩擦で原油価格が上昇する一方、米国の原油在庫は再び減少した。
水曜日の早朝、米国とイランの戦闘再燃を受け、原油価格は上昇した。一方、米国の原油在庫は8週連続で減少したとの報告があった。 7月渡しのWTI原油は1バレルあたり1.68ドル高の89.88ドル、8月渡しのブレント原油は1.52ドル高の92.97ドルで取引された。 この価格上昇は、米国とイランの新たな衝突が背景にある。イランは火曜日に米国のヘリコプターを撃墜し、米国はイランの標的への攻撃で報復した。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、イランはペルシャ湾岸地域の米国の同盟国とヨルダンも攻撃した。 この戦闘は、イランと米国の和平合意への期待を低下させている。ホルムズ海峡は船舶の航行が遮断され、1日の原油需要の5分の1を供給していたペルシャ湾岸諸国からの原油輸出の大部分が市場から姿を消している。 米エネルギー情報局(EIA)は火曜日に発表した月次短期エネルギー見通しで、ホルムズ海峡の閉鎖が世界の在庫を減少させ、価格高騰を招いていると報告した。 「ホルムズ海峡を通過する船舶交通量が極めて制限されたため、中東の産油国は5月に原油生産量を紛争前の水準と比較して日量1,100万バレル以上削減した。この生産量減少により、需要を満たすために世界の在庫が大幅に減少している。EIAの想定では、世界の原油在庫は2026年第2四半期に平均日量630万バレル、第3四半期に平均日量760万バレル減少すると見込まれる」とEIAは述べた。 米国石油協会(API)は週次調査で、米国の原油在庫が先週912万バレル減少したと発表した。これは市場予想の340万バレル減を大きく上回り、8週連続の減少となった。 EIAは水曜日の午前中に公式の貯蔵量データを発表する予定だ。