調査速報:Wipro:2026年度純利益は予想通り、利益率は好調に支えられる
独立系調査会社CFRAは、に対し、以下の調査レポートを提供しました。CFRAのアナリストは、以下のように見解をまとめています。WIPROの2026年度純利益は、前年同期比1%増の1,320億インドルピーとなりました。これは、売上高が為替変動の影響を除いた実質ベースで2%減少したにもかかわらず、ITサービス事業の営業利益率が17.2%(0.2ポイント上昇)に拡大したことが要因です。2026年度第4四半期は、純利益が前四半期比12%増の350億インドルピー、売上高が前四半期比3%増の2,420億インドルピーと、前期比で改善が見られ、事業遂行能力の向上を反映しています。大型案件の受注額は、AIを活用した変革案件を中心に前年同期比45%増の78億米ドルに急増しましたが、導入期間の長期化により、収益化は遅れています。経営陣は、2027年度第1四半期のITサービス事業の売上高を、為替変動の影響を除いた実質ベースで前四半期比-2%~0%と予測しており、需要の低迷が続いていることを示しています。予約件数の力強い伸びと収益実績の乖離は、パイプラインの弱さではなく、コンバージョンの遅延を反映していると考えており、収益見通しの改善を示唆しています。当社の見解では、持続的な収益改善は、大型案件のコンバージョンの迅速化と裁量支出の回復にかかっており、AIの導入は利益率を支える可能性があるものの、収益の集中度を低下させる可能性があります。