オーストラリアの景気先行指数が3月にマイナスに転じる
金利上昇とペルシャ湾岸紛争に起因する世界的なエネルギーショックの影響を受け、オーストラリアの主要経済指標が3月にマイナスに転じたと、大手銀行ウェストパック傘下のウェストパック・エコノミクスが発表した。 「ウェストパック・メルボルン研究所先行指数(今後3~9ヶ月間の経済活動の推移をトレンドと比較した指標)の6ヶ月年率成長率は、2月のプラス0.05%から3月にはマイナス0.13%に低下した」と、ウェストパックは水曜日に発表した。 「3月時点の先行経済指標は、昨年10月のプラス0.31%から0.44ポイント低下した。詳細な分析では、金利変動と中東紛争に伴う世界的なエネルギーショックが明らかに経済を圧迫していることが示されている」と、ウェストパック・エコノミクスは述べている。 3月の景気先行指数を押し下げた最大の要因は、消費者信頼感の大幅な低下、「オーストラリア株式市場の急落」、そして「短期金利の上昇に伴う利回りスプレッドの縮小」だったと、ウェストパック・エコノミクスは指摘した。 一方、商品価格の上昇と住宅建設許可件数(住宅着工許可件数)の増加が、指数へのマイナス要因をある程度相殺したと、ウェストパック・エコノミクスは説明した。 オーストラリア準備銀行(RBA)は5月4日~5日に次回会合を開く予定で、経済見通しはやや暗いものの、物価上昇に対抗するため再び利上げを行う可能性が高いと、ウェストパック・エコノミクスは述べている。 RBAは2月と3月に利上げを実施し、現在の4.1%となっている。 次回のRBA会合では、インフレ懸念の高まりが、景気低迷への懸念を上回るだろうと、ウェストパック・エコノミクスは予測している。 「そのため、我々はオーストラリア準備銀行(RBA)が5月に政策金利をさらに25ベーシスポイント引き上げると予想しており、その後数か月でさらなる利上げが行われる可能性が高い」と、この経済調査機関は述べた。