インドネシア銀行、為替市場での通貨強化のため金利を引き上げ
インドネシア銀行は、水曜日の政策会合終了後、為替市場における自国通貨の下落を理由に、政策金利を50ベーシスポイント引き上げ、5.25%とした。 今回の利上げは、中央銀行にとって約2年ぶりの利上げであり、金融当局はルピア高、輸入額の削減、そしてインフレ率の目標範囲内への維持を目指している。 インドネシア銀行は声明の中で、「今回の利上げは、中東戦争による世界的な混乱の影響を受けたルピア為替レートの安定化を強化するとともに、2026年と2027年のインフレ率を目標範囲である2.5%±1%内に抑えるための予防措置である」と述べた。 過去12ヶ月間で、ルピアは対米ドルで約7.7%下落し、最近は過去最安値を更新していたが、水曜日には対米ドルで小幅上昇した。 インドネシア銀行は、金利引き上げに加え、外貨準備金を用いてルピアを買い入れることで、外国為替市場で直接的に自国通貨を防衛する方針も表明した。 中央銀行は、「ノンデリバラブル・フォワード(NDF)取引、スポット取引、国内NDF取引を通じて、ルピア為替レートの安定化を強化するため、為替介入の強度を高める」と述べた。 輸入価格と燃料費の上昇を受け、インドネシア銀行当局は国内インフレ率にも注目している。 インドネシアの4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.42%上昇し、3月の3.48%上昇から減速し、中央銀行の目標レンジの中間値となった。しかし、直近の2月には前年同月比4.76%上昇しており、2025年初頭以降、月を追うごとに上昇傾向にあることから、経済におけるインフレ圧力の高まりを示唆する兆候となっている可能性がある。 インドネシア経済は成長を続けており、インドネシア銀行の最新の予測は楽観的で、中央銀行が金融引き締めを行う余地を残している可能性がある。 中央銀行は3月、2025年第4四半期に前年同期比5.39%の成長を遂げた後、2026年には国内総生産(GDP)が4.9%から5.7%成長すると予測した。