米国天然ガス最新情報:弱気なファンダメンタルズの中、終盤の取引で先物価格が上昇
米国の天然ガス先物価格は、月間の大幅な売り浴びせと8月中旬の気象予報の変化を受け、金曜日の時間外取引で反発した。 ヘンリーハブの期近限月契約と継続限月契約はともに1.23%上昇し、100万英国熱量単位(MMBtu)あたり2.792ドルとなった。 価格は7月初旬に3ドル/MMBtuを超えていた後、下落傾向にあった。 東部主要都市圏の気温が平年を上回ったことで冷房需要が弱まることが示唆され、フリーポートLNGのメンテナンスによってLNG原料ガスの需要が減少したこと、そして供給量が全体的に豊富な状態が続いたことから、市場心理は終日軟調だった。 米国エネルギー情報局(EIA)は木曜日、在庫増加は予想を下回ったものの、在庫量は依然として過去5年間の平均を6.5%上回っており、供給量が豊富であることを示していると発表した。 パインブルック・エナジー・アドバイザーズは、「市場を動かすような気象見通しや広範なファンダメンタルズに大きな変化は見られなかった」と述べ、トレーダーは貯蔵在庫とLNG輸出需要の低迷に安心感を抱いているようで、週初めの急落後、価格は「調整局面」に入っていると付け加えた。 エイジス・ヘッジングは、中西部の気温予測モデルが急激に下方修正されたと指摘し、クリテリオンは予測期間全体で華氏22.7度(摂氏約11度)の低下を予測している。 エイジス・ヘッジングは、コモディティ・ウェザー・グループのデータを引用し、シカゴを含む主要都市圏では、予測期間中ほぼ毎日、過去10年間の平均気温を下回ると予想していると述べた。東部の気温低下とは対照的に、西部では猛暑が続く見込みで、西海岸とロッキー山脈の大部分では、平均気温が平年より華氏4~8度(摂氏約2~3度)高くなると予測されている。 バーチャートはBNEFのデータを引用し、金曜日の米本土48州のドライガス生産量は1日あたり1,127億立方フィートと堅調で、前年同期比3.4%増だったと発表した。 一方、金曜日の米本土48州のガス需要は1日あたり801億立方フィートと推定され、前年同期比0.2%増となった。また、輸出ターミナルへのLNG供給ガス量は1日あたり179億立方フィートと推定され、前週比2.2%減となった。