米国天然ガス最新情報:強い需要が貯蔵量データの弱気な傾向を相殺し、先物価格が上昇
米国の天然ガス先物価格は金曜日、堅調なLNG需要と電力消費が、予想を上回る貯蔵量増加による圧力を相殺したことで上昇した。 ヘンリーハブの期近限月と継続限月はともに1.10%上昇し、100万BTUあたり2.67ドルとなった。 米国エネルギー情報局(EIA)によると、7月31日までの週の稼働ガス貯蔵量は330億立方フィート増加し、市場予想の300億立方フィートを上回った(Investing.comのデータによる)。 総在庫量は3,1170億立方フィートに増加した。この増加量は、前週の270億立方フィート、前年の130億立方フィート、過去5年間の平均増加量230億立方フィートを上回り、在庫水準は過去5年間の平均を約6.7%上回っている。 ゲルバー・アンド・アソシエイツは、生産量の増加にもかかわらず、輸入量の減少と堅調な輸出需要がファンダメンタルズを緩やかに支えていると指摘した。 ゲルバー・アンド・アソシエイツによると、気温は来週初めまで平年を上回る状態が続き、発電用燃料消費量は火曜日に日量502億立方フィート(Bcf)近くでピークを迎える見込みだ。 しかし、11~15日間は気温が下がる見込みで、8月下旬には天候に左右される需要が緩和される可能性がある。同社は、豊富な在庫と安定した生産が、現在の猛暑による需要増の影響を抑制していると指摘した。 NRGエナジーは、米エネルギー情報局(EIA)による330億立方フィート(Bcf)の貯蔵量増加は予想をやや上回り、9月限の先物価格を押し下げたものの、需要のファンダメンタルズは依然として堅調であると述べ、米国の発電用燃料消費量は日量510億立方フィートを超え、前年同期比12%増となっていることを指摘した。 NRGは、「米イラン間の戦闘が続き、ホルムズ海峡周辺の海運懸念が依然として存在するため、地政学的緊張は石油・LNG市場にとって依然として大きな上昇リスク要因となっている」と述べた。