ソフトバンクグループ(東証:9984)は、インテルからの投資収益増などにもかかわらず、6月30日を期末とする2023年度第1四半期決算で、株主に帰属する利益が前年同期比17.7%減少したと発表した。
木曜日に公表された決算報告書によると、株主に帰属する利益は前年同期の4,218億円から3,473億円に減少した。1株当たり利益は72.82円から59.85円に減少した。
売上高は、ソフトバンクモバイル・ブロードバンドサービス事業とAIコンピューティング事業の売上増に支えられ、前年同期の1兆8,200億円から10.9%増の2兆2,000億円となった。
一方、投資収益総額は4,869億円から1兆8,590億円へと約4倍に増加したにもかかわらず、利益は減少した。持ち株会社投資事業部門は1兆3,820億円の利益を計上した。これは、半導体メーカーであるインテルの株価が3月期の44.13ドルから6月期には139.63ドルに急騰したことによる、インテル株の1兆3330億円の利益がほぼすべてを占めている。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの利益は30.3%減の4,601億円となった。バイトダンス株による22億ドルの好調な利益は、PayPayとシンボティックの株価下落に伴うビジョン・ファンド2の損失によって相殺された。
ソフトバンクの投資利益は、特にArmのエンジニアに対する株式報酬の増加と半導体設計会社アンペアの買収による販売費及び一般管理費の69.7%増の1兆2,870億円によって相殺された。
ソフトバンクはOpenAIへの投資も継続し、2月に発表した300億ドルの投資コミットメントの一環として、100億ドルの追加投資を実施した。これにより、ChatGPT開発企業であるOpenAIへの投資総額は446億ドルとなった。
ソフトバンクは、「収益に影響を与える不確実性が多数存在する」ため業績予測が困難であるとして、業績予想を公表していない。
同社は、2027年3月31日を期末とする通期の配当予想を1株当たり11円に据え置いた。