UBSは、カナダ銀行が水曜日の金融政策決定会合で、政策金利を据え置き、今後の政策決定に関して選択肢を広く持つと予想している。 金曜日に発表された2月の小売売上高は前月比0.7%増、1月は上方修正され、従来発表の1.1%増から1.2%増となった。3月の速報値は0.6%増。ただし、名目値であること、ガソリン価格が急騰したことを考慮すると、3月の好調さはやや過小評価されるだろう。しかし全体として、このデータはカナダの消費者にとって力強い年初を示唆している。 先週発表されたデータに加え、低調な労働市場データとまちまちのインフレ状況を考慮すると、UBSはカナダ銀行が政策調整を行う前に、一時停止し、見通しを評価する理由があると考えている。 カナダ銀行は水曜日に最新の金融政策報告書(MPR)も発表する予定だ。 UBSは、新たなMPRにおいて、カナダ銀行の第1四半期国内総生産(GDP)予測が下方修正されると予想している。 1月、カナダ銀行(BoC)は第1四半期の成長率を年率換算で1.8%と予測していたが、純輸出の寄与度については楽観的すぎた可能性が高い。UBSは、季節調整済み年率換算で約1.5%に低下すると予測し、2026年の年間成長率予測を1割下方修正した。 しかし、BoCは他の分野で成長を押し上げる可能性があり、それが年間予測への下方修正を相殺するかもしれない。同行は、今年の成長構成は1月時点と比べて若干変化すると予測している。 原油価格ショックが成長に及ぼす影響の全容は依然として不透明だが、エネルギー輸出の増加と消費の抑制という形で成長構成を変化させるだろう。 UBSは、2027年のGDP成長率を1月に発表した1.5%から変更なく、2028年は1.7%と予測している。 1月の金融政策報告書(MPR)において、カナダ銀行(BoC)は2026年の潜在成長率予測を上方修正したが、2027年については下方修正した。UBSは、水曜日に発表されるMPRでもこれらの予測は大きく修正されないと見ており、人口増加率の鈍化が潜在成長率を押し下げる要因になると予測している。 UBSは、人口増加率の鈍化による影響が縮小し、人工知能(AI)の普及による効率性向上効果が期待されることから、BoCは2028年までに潜在成長率の見通しをやや上方修正すると予測している。
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